雀聖と謳われた阿佐田哲也の傑作小説「麻雀放浪記」を、当代随一の麻雀劇画家の嶺岸信明が劇画化。退役軍人の息子として生まれ、苦労せず育った哲也は、勤労動員で博打の味を憶える。終戦後、父の恩給が途絶え、一家の大黒柱として家計を支えるべく哲也は、チンチロや麻雀の世界へ飛び込んで行く――。
敗戦の傷跡がいまだ癒えぬ東京。そこにはイカサマ博打で金を巻き上げ、ハイエナのように生きるバイニンと呼ばれる男たちがいた!哲はドサ健と知り合ったことをきっかけに博打の世界に足を踏み入れ、数々の技を合わせ持つ一人前のバイニンに育っていった。やがて戦後の混乱期が過ぎ、社会は法と秩序を取り戻しつつあったが、バイニンたちは依然として餌場を求め路地裏を徘徊していた――。
「雀聖」と謳われた阿佐田哲也の傑作小説『麻雀放浪記』の第2章『風雲篇』を、当代随一の麻雀劇画家の嶺岸信明が劇画化。麻雀の師・出目徳が死んでから数年後、坊や哲はヒロポン地獄に落ちていた。ヒロポン欲しさに打ったヤクザの盆で出会った打ち手は、思いのほか強敵で――!?
不朽の名作、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』を原案に、2020年オリンピックが中止されてしまった東京を舞台に、1945年の“戦後”からやってきた若き天才ギャンブラー・坊や哲が、麻雀で死闘を繰り広げる。★単行本カバー下画像収録★
混沌としていた戦後の東京――。そこには博打の世界に全てを賭け、憧れを抱く若者たちがいた。これは激闘を繰り広げながらもさまよう彼らの生き様を描いたピカレスクロマン………なのか!??
後に東海道一の大親分と呼ばれることになる男、甲田屋の長五郎、通称・次郎長。フトしたことから博奕の味を覚えた次郎長は、サイの目に命を賭ける渡世家業へと身を投じていく――!!運の流れを操り、イカサマさえも味方につける天才博徒・次郎長の若き日を描いた、異色時代劇!!