ささや ななえこ(1950年1月31日- 、旧名:ささや ななえ)は、日本の漫画家。北海道芦別市出身。
誰からも好かれるような好青年の吉野良二は、生霊を見たと噂される同じクラスの浅茅(あさじ)に思いを寄せられていた。そんな噂話を一蹴した良二だったが、ある夜、寝ている良二の元に浅茅が現れ…。あらぬ状況に、翌日から浅茅を意識してしまう良二だったが、良二には真理子という恋人がおり、それを知っていてなお近づいてくる浅茅の異常な言動に耐えかね、彼女を遠ざける。そしてある晩、良二は家に来ていた真理子を見送るが、翌朝、真理子は遺体となって発見されてしまう…。“生霊”をテーマに描く、ささやななえこのホラー傑作!!
1年間の交際期間を経て結婚した、まち子と靖夫。3年目を迎え、まだ子供なし。いくら愛し合って結婚しても、他人であった男女が一緒に暮らすと、見えなかった部分が見えてくるのは当たり前。最初は新婚ということで見逃していても、時が経つにしたがい、理想と現実のギャップが広がっていくことを痛感するまち子だが…。
サラという女性が86歳で亡くなった。彼女の住んでいた館は人気がなく、そこに目をつけたコソ泥のカードとジョーカーは、こっそり忍び込むことに。――だが、洋館には亡くなったサラの若き恋人・エドウィンが、使用人のリフラフと住んでいた。カードとジョーカーは咄嗟に、自分たちは旅行者で泊るところを探しているとウソを吐き、洋館を探ることにするのだが、ジョーカーはあまり気乗りしないようで…。果たしてこの洋館には何があるのか!?
高校3年生の道子は、幼い頃に祖母から「この家の厄を背負って生まれた子」と言われ、1歳下の弟・清美ばかりが可愛がられていたのを今でもはっきりと覚えていた。その祖母が亡くなり、葬儀に出席するのだが、そこで清美とは血が繋がっていないことを知ってしまう…。その清美と、空き家となった祖母の家で暮らすことになった道子だが、家に来てからというもの、不可思議な現象が立て続けに道子を襲う…!かつて祖母に言われたことと何か関係があるのだろうか?そして、清美が祖母から受け継いだものとは!?ささやななえこの描く、伝奇ホラーコミック!
幼い頃、いつも一緒に遊んでいた真生と別れ、東京に引っ越すことになった真貴子。お互い、相手のことを忘れないと誓って…。そして10年ほど経った頃、A大付属中等部の3年になった真貴子の目の前に、同じ学校の高等部に入学した真生が現れる!すっかり“男”に成長した真生は、またたく間に女子生徒の憧れの存在に。そして、そんな真生と親しく接する真貴子を羨ましく思うも、もてはやすクラスメートたち。だが、当の真貴子は、突然再会した真生に振り回されっぱなしで…!?
働くため、15歳の時に村を出て、35年の間に村に戻ったのは父と母の葬式の2回だけ。その故郷の村がダムに沈むことになり、結婚してから初めて故郷の村に帰ることを決めたよしこ。平凡な男と結婚し、育児や義父の世話に追われ、里帰りする余裕などもない日々に追われていた生活。それでも、帰る場所…故郷のことを思えば、頑張ることができた。だがその村が消えてしまう時、よしこは…。
結婚して3年の女流マンガ家の真奈は、夫・悦郎が、タバコ嫌いの酒嫌いと知ってはいるがやめられず、編集者との打ち合わせを兼ねた飲みですら、いい顔をされなかった。そんなある日、妊娠したことがわかった真奈は、禁酒・減煙を始めるものの、少しずつ変わっていく生活に不安を覚えていた。だが、8週目に入ったある晩、急に出血が止まらなくなり、真奈は救急車で病院に運ばれる。果たしてお腹の子供は…。家族をテーマに様々な“愛”を描く、ささやななえこの珠玉の作品集!
素直な気持ちを伝えられず、強がってばかりの乃里子。結婚すると嘘をついて会社を辞めることも、付き合ってる彼には伝えられなくて……。学生時代のガラスのペンギンを思い出し、ひとりつぶやく素直な気持ち。表題作を含む、5編の短編集。
巡航船が一日二便しかなく、現在は15人ほどの高齢者ばかりが住む、周囲8キロの国根島。ある日、島で働く父親に会いに訪れていた高校生の沙織は、遺跡を調べるため無断で島にやって来た大学生・河原建士の案内を買って出る。この島の人々は閉鎖的で、島以外の人間を受け入れないと建士に説明する沙織は、どこか監視されているような違和感も感じていた。果たしてこの島にあるのは、ただの遺跡なのだろうか…?
殺人・行方不明者が相次ぐ名門ロスター家。調査に赴いたカードとジョーカーを見つめるロスター婦人の視線、仮面の男の視線―。表題作他「サラの遺言」「霊送りの島」収録。心の奥底を震わせる恐怖コミック傑作集! ※弊社より配信の『ミノタウルス』『霊送の島(たまおくりのしま)』と一部内容が重複しております。ご了承のうえお楽しみください。
「生霊」というものについて、あまりよく分かってなかったのですが、この漫画を読めば真に体感できます…。要するに生きている人間の恨み憎しみが念になって災いを起こすのが生霊なんです。霊と生霊の違いって、ソレが息をしているか、いないかくらいのものなんですよ…。恐ろしきは人の怨念です。あと「いきりょう」じゃなくて「いきすだま」って読み方は、通っぽくて気に入りました。 いきすだまー!
「生霊」というものについて、あまりよく分かってなかったのですが、この漫画を読めば真に体感できます…。要するに生きている人間の恨み憎しみが念になって災いを起こすのが生霊なんです。霊と生霊の違いって、ソレが息をしているか、いないかくらいのものなんですよ…。恐ろしきは人の怨念です。あと「いきりょう」じゃなくて「いきすだま」って読み方は、通っぽくて気に入りました。 いきすだまー!