ある日、墓場から赤ん坊の泣き声がする。どうやら埋葬された若旦那の妻が産んだらしい。よく見ると確かにヘソの緒が繋がっている。死人の腹の中で育った赤ん坊を、後妻は執拗に気味悪がり見向きもしない。実は妾だった後妻が若旦那をそそのかし、意地の悪い妻を殺したのだった。赤ん坊は女中が育て3才になったが、不気味さも増していく。イラつく後妻に何度も折檻され女中は、通夜の晩に見たものを白状し始める…。
※ネタバレを含むクチコミです。
霊やバケモノではなく「うずまき」に取り憑かれた町の話。 はじめはうずまきに取り憑かれた人々がうずまき状のものを偏愛したり製作したりする気持ち悪さだったが、だんだんヒトマイイマイという人間がカタツムリ化したやつが出てきたり、最後は異世界に迷い込んだ怖さにたどり着いて恐怖のスケールが大きくなっていく。 ところどころで笑えて怖いだけじゃないところも好き。夏になると読み返したくなる。
伊藤潤二作品のなかでもいちばんかわいいやつが双一じゃないかな 傑作選のなかにもほとんど収録されていると思うけど、「闇の声」と「新・闇の声 潰談」にも双一が大人になった?時の話がある。 伊藤潤二作品では珍しく物理攻撃でなんとできてしまう珍しいやつ
伊藤潤二好きだけど、まとめてあんまり読めてなかったから傑作集出て嬉しい。 そして富江はさすが最高だった。
秀一の親父が狂い始めたところとか、すごい面白かった
伊藤潤二の描くキャラで、双一の次に好き
ある日、墓場から赤ん坊の泣き声がする。どうやら埋葬された若旦那の妻が産んだらしい。よく見ると確かにヘソの緒が繋がっている。死人の腹の中で育った赤ん坊を、後妻は執拗に気味悪がり見向きもしない。実は妾だった後妻が若旦那をそそのかし、意地の悪い妻を殺したのだった。赤ん坊は女中が育て3才になったが、不気味さも増していく。イラつく後妻に何度も折檻され女中は、通夜の晩に見たものを白状し始める…。