東京からやって来たけんじとゆり子とその父親は道に迷い、雑木林で野宿をしていた。目覚めた三人は近くに村を発見するが… 村は、地主・鬼怒川と、雑木林のあった原っぱ、ななし野の所有者・ごん兵衛との対立問題で荒れていた。ななし野に興味を持った、地質学者でもあるゆり子の父は、ななし野が石油の出る土地であることを突き止めると、早速東京の石油会社に調査を依頼するのだが…!?
サファリとはスワヒリ語で「狩りの旅」という意味を持ち、世界の平和を守る国連秘密警察局に存在するサファリ部隊という名の一課は、その名のごとく、世界中を旅して事件を解決することを使命としていた。少年サファリことニンジャ・ボーイもその課に所属するひとりで、彼は独立を叫ぶアフリカG国領のウンバホにやって来ていた。だが、独立運動が激しさを増す中、ウンバホの人々に慕われていたカリフ氏が殺されてしまう。そして、G国の関与を突き止めていたニンジャ・ボーイは、G国領事館に潜入するのだが…!?
クラヤミ博士が創った人造人間ロロは、成功したかに思えたが、脳の物質が未完成で失敗に終わる。そして、未完成のまま凶暴なロロは野に放たれてしまった。一方、謎の飛行物体が墜落した現場に居合わせたアキ少年は、瀕死のルーペル星人から特殊な力を受け継ぐことになる。街で暴れるロロと、特殊な力を受け継いだアキが出会う時、何かが起こる!?
日本ナショナル銀行にブラック・ハート団が強盗に入り、一人が警察に捕まった。だが、犯人は口封じのため留置所で毒殺されてしまう。東陽新聞社会部の記者・大丸は特ダネとして記事にするが、翌日の朝刊に載ったのは、犯人は自殺という小さな記事だった。自殺の記事にすり替えたのは、部長と蛭田記者。偶然その二人の密談を聞いた大丸は、真実を知ってしまい…!?
かつて、ガリウム爆弾の実験で滅びてしまった地球人類。同じ頃に金星探査のため地球を離れていた一部の者たちは、帰る場所を失い、金星に移住して文明を築き上げていった。それから千年。地球再建を託された精鋭部隊、地球建設隊が地球を目指して出発し、金星の王子も、その中の日本隊に所属していた。無事地球に到着した王子たちは地球へと降り立つが… そこで待ち受けていたのは、なんと前世紀の恐竜たちだった! そして、その恐竜たちを操る存在が現れ…!?
昭和37年5月、マンガ家の石川球太は上野発、青森行きの急行列車に飛び乗り、その後、超満員の青函連絡船で初めての北海道へと旅立った。旅の目的は、狼を母に、アイヌ犬を父に生まれた幻の犬の一生を描くため、イメージを膨らませることだった。夢と不安と期待を胸に、北海道の第一歩を踏み出すが…!?
村上博士と息子のワタル少年は、アフリカのケニヤでウラニュームを見つけるため、ケニヤ上空を小型飛行機で航行していた。ジャングルの中に白い建物を発見した二人は、確認するため近づくが、高射砲で撃たれて撃墜されてしまう。二人はパラシュートで脱出するも、巨大なサイに襲われ離れ離れに…。そして、一人密林をさまようワタルの前に、熱病で倒れたマサイ族の大酋長ゼガが…。