孤独な青年・森文太郎は転校初日、同じクラスの宮本にけしかけられ校舎をよじ登ることに。一歩間違えば死んだかもしれない、だが成し遂げた瞬間の充実感は、今までになかった「生きている」ことを確かに実感するもの…。文太郎はクライミングへの気持ちを加速させはじめた――!!
『三国志』『鉄人28号』などで知られる横山光輝が、『劒岳点の記』の新田次郎の名作『武田信玄』を原作とし、戦国の猛将・武田信玄を描く!殺さねば殺される、それが戦国のならい――。時は天文、武田晴信(後の信玄)は、実父である甲斐領主・武田信虎との確執に悩んでいた……。乱行をくりかえす信虎に見切りをつけた一部の家臣が晴信をけしかけるが……。風林火山の旗印を掲げ、戦国を駆け抜けた武田信玄の物語が始まる。
余が死んでも三年間は死を秘めておき、その間に勝頼は武田の棟梁としての地位を確定せよ――。絶大なカリスマ性で、ひと癖もふた癖もある家臣を抑えていた武田信玄の死後、武田家は分裂の危機に瀕していた。正式な跡目を継いでいない形ばかりの後継者・武田勝頼は、志半ばに逝った父の遺志を継ぐべく、奮戦する。『三国志』『鉄人28号』の横山光輝が、新田次郎の名作をもとに描く、悲劇の将・武田勝頼の物語。
応仁の乱に端を発する混乱は、日本中に戦乱の嵐をもたらした。明日をも知れぬ下克上、戦国時代である。甲斐の若駒、大地に立てり。見つめる先はただ、天下。