『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵
1話から朱里ちゃんの気持ちが痛いほど分かって泣いてしまった…お母さんと言い合いをしても、やっぱり相談しちゃうんだよね…頼りたくなっちゃうよね…。「小さい私のまんまでずっと3人でいれたらよかったなぁ」も共感できてしまって苦しくなっちゃった…。 いろいろな時代の環と周、いろいろな好きのかたち。胸がぎゅうっとなるようなお話ばかりで、一瞬でこの作品の虜になりました。2話の文通のシーンがとても好きで、私も誰かに手紙を送りたくなりました。「あなたの幸せをお祈りいたしますね」大好きなフレーズです。
名前からも想像できるように、何度も、巡り巡って出会ってしまうふたり。 環と周。 それぞれの時代、それぞれのシチュエーション、性別を超えて、命の大切さ、今、生きているっていうこと、人間関係の大切さ、繋がり絆について考えさせられました。 第4話が好きです。
※ネタバレを含むクチコミです。
よしながふみさんの円熟味、精髄をたっぷりと堪能することができる連作短編です。 https://shueisha.online/entertainment/167862 上記のインタビューによると16年前から構想はあったものの、『大奥』と『きのう何食べた?』の2本の長期連載があったため、集英社のラブコールを保留し続けてようやく始まったというこの連載作。 「環(たまき)」と「周(あまね)」。 どちらも円の意味を持ち、古来から男女どちらでも使えるふたつの名前。本作はタイトル通り、すべて時代や性別や関係性は異なれど「周」と「環」という名前を持つふたりを中心にした物語を描いた連作短編です。 よしながふみさんらしく、時代や設定を変えてさまざまな形での人と人との絆が抒情性豊かに綴られていきます。中学生の女の子同士がキスをするシーンから始まるのも、とてもらしさが出ています。 上記のインタビューでも触れられている通り、当たり前の男女のすれ違いを描くだけではなく会話が成立しているけれど上手くいかない部分であったり、希望も絶望も同居しているさまであったり、人間が生きる世界の片隅にあるリアルを鋭敏な感覚と卓抜した手腕で的確に切り取り料理して提示してくれます。さりげないシーンであっても、ひとつひとつのセリフや表情、間に宿る重みに良さが溢れています。 人の裡にあるものは誰にもわからない。周りからどんな風に見えていようと、いかに恵まれた環境にあろうと、そこで抱えている芯にあるものは当の本人にしかわからない。その、当たり前のようで忘れがちなことが切々と語られているところは沁みます。 もし今までよしながふみ作品を読んだことがないという方でも、令和の今お薦めする最初の入門の1冊としても申し分ありません。生きていることに、生きていくことにこの1冊から勇気をもらえる方は必ずいることでしょう。
キャラクターたちもとてもおもしろいです。 ケーキもおいしそうです。 そして、ケーキ屋さんに訪れる、ケーキに対してワクワクした気持ちを抱いたお客さん(モブ)が見られるのも、また良いです。 ケーキ屋さんで少しだけお手伝いをしたとき、ケーキ屋さんあるあるな面倒くさい客の話を聞かされましたが、だいたいのお客さんはそのお店のケーキを楽しみに来店される方でした。 そして、そのだいたいのお客さんはご機嫌です。 自分を思い返してみても、ケーキ屋に入れば幸せな気持ちになっています。 幸せそうな人たちを見るのは楽しいです。 そして、本編には関わりのないモブな人たちが、ケーキを食べて幸せそうにしている姿も見るので、自分もケーキが食べたくなってきます。 物語はといえば。 何も問題を抱えていない人なんてめったにいなくて。 ケーキが生活を変えるきっかけになって、前向きな未来へ繋がっていく幸せな話です。 明日、ケーキを買いに行こうかなと思いました。
ゲイのカップルの日常とご飯のお話です。 ゲイといってもBL的なことは出てこないので、そういうのが苦手な方でも安心して読めます。 大人のカップルで同棲も長いので、ほぼ夫婦です。仕事の悩み、実家の悩みなど、すごくリアルです。 お料理、真似したいのたーくさんありました! おいしいって言ってニコニコ食べてくれるケンジさん。家事もやってくれる。 シロさんは料理と家計管理。理想の夫婦って感じでほっこりします。
男女逆転大奥、すごい発想! でもそこがクローズアップされすぎているけど、歴史ものとしてもすごくちゃんとしています。 読みながら気になったところを調べてみると事実の部分も織り交ぜられている。 フィクションと事実の混ぜ方が絶妙です。 歴史ものなので仕方ないけど着物や髪型のバリエーションがない分、キャラクターの見分けがつきにくいのと、文字数が多いのでちょっと疲れますが、面白いです。
パートナーを思いやる心、2人の感じとっても好きでした。 とにかくご飯がおいしそう!食べたくなるし作りたくなります 主婦をしている私ですが料理の勉強になりとても楽しくみさせてもらってます。これを読むと、自分の手抜き料理を反省…。 ちゃんと丁寧に作りたくなります笑 実際参考にさせていただいてます!!
テレビでドラマ化もシリーズが沢山あって大奥って聞いたことない人の方が少ないのでは! 改めて漫画で読むと、この時代の政治や権力、時代の動きについて知れました。 女のドロドロは大前提にあるのでそこには怯えつつ、これまで知らなかった歴史を知れてそういう面でも面白い。 今季のドラマでも大奥は放送中なので実写も漫画もどちらもファンです。
『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵