大正十年。新聞記者の夫・片桐良平が取材のためロシアへ渡って四年、史乃は三歳になる一人娘の波瑠を育てながら、家を出たきり連絡のない夫の帰りを待っていた。だがある日突然、エリート将校の清河誠吾少佐から、夫が凄惨な事件に巻き込まれて殺されており、テロリストとの関わりを仄めかされる。史乃にも危険が及ぶかもしれないと強引に清河邸に住まいを移されてしまう史乃親子だが、なぜか手厚い待遇で迎えられた上、誠吾は責任を持つと言って史乃に結婚を迫ってきて!? さらに良平と誠吾にはただならぬ関係があるようで……。愛と謎が絡み合う大正ロマン開幕!
虐げられた第八皇女は、辺境の騎士の元に褒賞として嫁がされるが……? ※この作品は『溺愛令嬢は旦那さまから逃げられません…っ アンソロジーコミック』4巻収録作品と同一の内容を単話版として再編集したものとなります。