ぼくの仕事は地蔵癒し。くたびれたお地蔵さんを癒(なお)すこと ビッグコミックスペリオール第二回次世代新人マンガ大賞出身の期待の新鋭が送る、心優しき物語! 人の暮らしを静かに見守るお地蔵さん。そのお地蔵さんも時を経るにつれて疲れてくる。 そんなお地蔵さんを癒し、人々への加護の力を取り戻させる。 それが地蔵癒しの仕事であるーー
ビッグコミックスペリオール第二回次世代新人賞入選の才気あふれる新人作家による短編公開がスタート! 第一弾の舞台は田舎の港町。多感な年頃の女の子が、お祭りの日に不思議な子どもと出会って……。“海にまつわる”オムニバスショートストーリーが始まる──
(漫画アクション2024年3号)
【第二回スペリオール次世代新人マンガ大賞入選作】(ビッグコミックスペリオール2023年3号)
【弱虫少年の大きな勇気と小さな後悔を描いた、一夜の冒険譚。】「海難法師」の言い伝えがある「ぼく」の住む島では、1月24日の夜、家から一歩も出てはいけないのだけど…。
【生きづらさに押しつぶされそうになっていた少女の未来に小さな明かりが灯る瞬間を描く、ガールミーツワニストーリー】美大生のまよは、どんくさく、最後まで何かをやりきれたことがない。毎日生きるので精いっぱいで、ミスが重なると心がざわつき、つい自傷をしてしまう。やめたくてもやめられない辛さで心が壊れそうになっていた時、胸に大きな傷のある先輩・アヤコさんと出会い……。
語られるは、生きる力に満ち溢れた物語。(ビッグコミックスペリオール2023年17号/前編・18号/後編)
※ネタバレを含むクチコミです。
この作家さんの漫画がスペリオールに載るの久しぶりな気がする。今は路草でも連載されてるけど、一度見たら忘れられないオリジナリティのあるタッチの絵ですよね。今回の前後編で掲載された読切「金猪の渡り」は時代物です。 佐渡の金山で起きた事故の罪を擦りつけられた金目の少年。彼の素性は最後まで分からなかったけど、同じく孤独な過去を抱えていた2人が出会って心を寄せ合い歩き始めようとする中をトンボが舞うシーンに感動しました。後編まで一気に読むことをオススメします!
土屋とハルヒコのふたりは美術部に通う高校3年生。ふたりとも美大志望で、画力はそこそこ。土屋は親の影響もありどことなく窮屈そうにしている一方、ハルヒコは家庭の事情で予備校などに通えないものの奔放に描くことが伝わります。 床に落とした炭の音がふたりをつなぐ展開も綺麗で、全体的にセリフよりも絵で見せるという演出意図があって、多くを語らずともふたりのあいだに生まれた絆、熱のようなものがじんわりと感じられました。
※ネタバレを含むクチコミです。