白山 宣之(しらやま のぶゆき、1952年8月25日 - 2012年4月8日)は、日本の漫画家。長崎県雲仙市吾妻町出身。
ニューウェーブ世代の旗手として、大友克洋・高寺彰彦・山本おさむらとともに活躍した白山宣之の遺作集。2012年に病没し、その才を惜しむ作家たちの発案でこの作品集「地上の記憶」が刊行された。寄稿作家にも注目。大友克洋・平田弘史・さべあのま・高野文子谷口ジローらが寄せている。カバーデザインは古くからの友人でもある大友克洋が手掛ける。収録作品:陽子のいる風景/ちひろ/Picnic/大力伝/Tropico
カッコいいとは、こういうことさ! 白山宣之氏は、大友克洋氏らと同時代に活躍し、その後多くの漫画家にも影響を与えた個性的な作品を数多く残しています。一方では、これまでにマガジンハウスから『少年塔』『10月のプラネタリウム』(単著)が刊行されたのみ(いずれも絶版)という寡作の人でもありました。作品に対するゆるぎないこだわりと情熱は多くの漫画家たちからも支持を受け、2012年に亡くなられた際には、白山氏を偲ぶ仲間の呼びかけで遺作集『地上の記憶』(双葉社、2013年)も出版されました(「本の雑誌が選ぶ2013年度ベスト10」選出)。本作は、既刊『少年塔』ならびに『10月のプラネタリウム』からセレクトした短編作品に、復刊ドットコムリクエストでも人気の高い『あはは、まんが』(角川書店、1984年)に収録された「サザンクロスの秘宝」「燃える北極光」の2篇を加え、さらにこれまで未発表だったイラストレーションや単行本初収録となる短編3篇を含めた、豪華作品集です。日本人の心に残る在りし日の原風景、高潔且つ琴線に訴えかける独特の澄み切った世界観を、ぜひ本作で存分にご堪能ください。 主な収録内容 巻頭口絵 Amazing World of Nobuyuki Shirayama/SCHOOL DAYS/INNOCENT/エゼキエル・ナウ(単行本初収録)/Golden Slumbers/トマトの値段(単行本初収録)/サザンクロスの秘宝/燃える北極光/六分儀/リボルバー(単行本初収録)/宇宙大怪獣ギララ/Lunatic/写真/懐かしい明日、待ち遠しい昨日(高寺彰彦)
大友克洋と同時代に活躍した漫画家です。自分はアニメーターの今敏が影響を受けたと発言をしていて興味を持ちました。 たまたま本屋で復刊ドットコムから出てる単行本を発見して、興奮のままに値段を見ないでレジに行ったら3000円もしてビビった思い出があります。でも間違いなく3000円の価値がある漫画です。それが電子書籍だと半額だからお買い得ですよ〜!! 特に「宇宙大怪獣ギララ」はすごくいい。こんなタイトルだけど小津安二郎の世界観なんですよね。私は大友克洋よりも白山宣之の話をもっとしたいんだ!!
アニメ監督の今敏が大友克洋の下で仕事をしていたことは有名ですが、「影響を受けたのは白山宣之」という発言があったことをユリイカの特集で知ったので、白山宣之に興味を持ちました。大友克洋、高野文子、さべあのま…などと共に漫画界のニューウェーブと呼ばれた作家の一人で、特に大友克洋とは映画について語り合ったりとても仲が良かったようです。 復刊ドットコムから再出版された「幻の花」も読みましたが、初めて白山宣之作品を読むなら「地上の記憶」からの方がいいなと思ました。ちなみに「地上の記憶」は遺作集でもあるので、超豪華ニューウェーブ作家仲間からの追悼文も収録されています。それを読むと白山宣之という作家の人物像や作品のよさが尚更よく分かる。どうしてこんなに素晴らしい才能が埋もれてしまう世の中なんだろう…。
「陽子のいる風景」「ちひろ」がたまらなく好き。静謐な作品でありながら、コマとコマの間の動きが気持ち良く脳内で補完され、音まで聴こえてきそうな臨場感がある。
大友克洋と同時代に活躍した漫画家です。自分はアニメーターの今敏が影響を受けたと発言をしていて興味を持ちました。 たまたま本屋で復刊ドットコムから出てる単行本を発見して、興奮のままに値段を見ないでレジに行ったら3000円もしてビビった思い出があります。でも間違いなく3000円の価値がある漫画です。それが電子書籍だと半額だからお買い得ですよ〜!! 特に「宇宙大怪獣ギララ」はすごくいい。こんなタイトルだけど小津安二郎の世界観なんですよね。私は大友克洋よりも白山宣之の話をもっとしたいんだ!!