医療事故調査を行う行政機関「患者安全委員会調査室」。調査員・阿里玲のもとに、ある内部告発文書が届く。「台田総合病院はシャーガス病に罹患した患者を隠蔽している」調査のため病院へ向かう阿里だが、そこには想像以上の悲劇が待ち受けていた……!人間と組織に巣食う「闇」に対峙する、本格医療ミステリ!
CEOと従業員の経済格差が千倍以上の巨大企業への犯行予告があった。それから3年、犯行予告された企業の一つ・ワイルドスペース社がロケットの発表中に襲われた。さらに日本のロケット発表会の現場も襲われる。その放送を見ていた石井大良は、幼少時父親を殺したと思われる男の顔をそこで発見。現場に向かうが…。格差が生まれ続ける世界を横断するクライムサスペンス、開始!!
富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!
地球上から根絶されたハズの伝染病・天然痘を疑われる患者が都内で多数発生。牧野の依頼を受けた紐倉と高家は、感染経路を辿るうちに、これがただのアウトブレイクではなく、バイオテロの可能性があることに行き着く。犯人の正体、その意外な目的とは? 2018年イブニングでスタートした、義手の天才学者・紐倉哲が主人公の医療ミステリー。新シリーズ、いよいよ刊行開始!
湾岸地区に出来た新しい街、潮浦。ある患者の救急搬送を皮切りに、不可解な急性呼吸困難症で死亡する市民が激増した。総合病院で働く女医の鈴鳴涼子は、感染症を疑い検体を疫病研究所に送ると病院に掛け合うが上層部から釘を刺されてしまう。そこに国立疫病研究所の博士・羽貫琉伊が疫学調査をもちかけてきて――。隔離された海上地区で巻き起こるパンデミックの真相に迫る!
起こりうるウイルス感染の恐怖!!都心の湾岸地区で風邪の症状だったはずの患者たちが、突如「溺れる…」の言葉を遺し死んでいった。なんらかの感染症を疑った潮浦総合病院の医師・鈴鳴涼子(すずなり りょうこ)は、検体を国立疫病研究所に送る。通称・疫研から来たのは、若いが実力のある疫学者・羽貫琉伊(はぬき るい)であった……次々と感染者が増える中、ついにヒト-ヒト感染が確認され警戒レベルはフェーズ4に!! 感染源は一体なんなのか。見えない恐怖が襲い来る。湾岸地区という閉鎖区域で発生したウイルスの猛威に人類は一体どう対処していくのか…!? 世界との距離が近くなった現代の日本に、警鐘を鳴らす本格ディザスターコミック!! 死は…ウイルスは誰かを理由があって選ぶわけじゃない。人間VSウイルスの壮絶な闘いに要注目!!
耐火建築助成を目的とした公的資金融資の日本初の実施例となった「九段下ビル」そのビルを共通のモチーフにして四人の作家がそれぞれ描く人間ドラマ……。昭和初期・第二次大戦中・バブル末期・現代――。様々な時代と視点で描かれるビルを巡るヒューマンストーリーオムニバスコミック!
殺人ウイルスの感染拡大、人身売買事件、そして遺伝子診断会社の役員の事故死――。医療事件や扱いが難しい事件を調査する、内閣情報室の健康危機管理部門。アドバイザーを務める義手で天才、変わり者の寄生虫専門家・紐倉哲が、事件解決のために奔走する! 前作『ネメシスの杖』で、圧倒的な読み応えと緻密なミステリ・サスペンス描写が話題を呼んだ朱戸アオ最新作!
医療事故調査を行う行政機関「患者安全委員会調査室」。調査員・阿里 玲のもとに、ある内部告発文書が届く。 「台田総合病院はシャーガス病に罹患した患者を隠蔽している」調査のため病院へ向かう阿里だが、そこには想像以上の悲劇が待ち受けていた……!人間と組織に巣食う「闇」に対峙する、本格医療ミステリ!
美しきウイルスの姿、電子顕微鏡写真を愛でる財前准教授と三雲助教のタッグに、人獣共通感染症特捜班SPiTzの官僚 結城が原因不明の感染症調査を持ちかける。
美しい地方都市で感染症のアウトブレイクが発生。封鎖された街の中で人々は病に冒され次々と死んでいく。さらに差別やSNSによる風評被害にも晒され、自警団のような輩も現れる。細菌と人間の悪意、二つの災禍の中で、主人公の医師・玉木涼穂は絶望的な闘いを強いられる。親しい者たちの死、自身に迫る死。日常に「死」があふれる世界で人々はいかに生き、いかに愛するのか。カミュの『ペスト』にインスパイアされた物語は、いまだからこそ深く共感できるでことでしょう。