最終話で「えっ、ウソでしょ…!!」と声が出るくらい驚いた。序盤の冴えない男子高校生4人に仲間意識が芽生えて打ち解けあっていく場面がほのぼのとしていたので完全に油断してた…。タイトルの「息をつめて走り抜けよう」の意味もめっちゃ重いじゃんかよ〜。 貧弱な肉体と精神を改善する為に4人で仲良く朝から筋トレするなんて輝かしい青春の1ページそのものなのに、それがいつの間にか暴力願望になっちゃったのはまずいけど、それが結果的にあんなことになってしまうなんて不幸だなと思う。 鬱屈した青春モノとしての破壊力がものすごい漫画でした!!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ やっとコミックアレが揃ったので全話読めたぞ。コミックアレを途中まで持っていた分までは読んでいたので単行本を探して読もうと思ったがまあ手に入らない。ネットで揃えたの情報をたまにみたがマジですごいと思う。一時期オークションで全巻セットが30000円ぐらいで出ていたがさすがに買う気にならなかった。 あらすじですがトラック運転手である主人公藤村はバッティングセンターで打つことの楽しさにはまってDH制だったらプロになれる可能性がありそうだということでプロを目指すが、年齢35歳という壁などの色々な問題があるが周囲の協力によりプロになりプロ野球選手として活躍していく。 掲載誌の休刊のため5巻で終わるが個人的にはいい終わり方だったと思う ・特に好きなところは? 千葉ロッテマリーンズのテストに合格したあと年齢で疑いがかかりだめかなと思ったがコーチが救ってくれるところと落合博満選手に手紙を出して打撃について聞くところと最後のトミーとの対決 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 面白いかどうかと聞かれたら面白い。ただ2023年3月の時点の入手困難度などを考えると割には合わないとは思う。今後電子書籍で発売があれば読むのはお勧めします。そういや単行本とは別に連載分をまとめた増刊が出ていたようですがどこまで収録されているかは不明です。
本作を読む前、どういうタイトルなんだこれは?と思った。もしや三麻漫画なのか?とか。 最終回を読み終わって思う。ズバリこのタイトルしかない(一応断っておくが、三人麻雀の漫画ではない)。 というかなによりもその最終回が良すぎる。 麻雀勝負も、登場するキャラクターそのものやその掛け合い、関係性の変化も良いのだが、最終回が良すぎる。 本来ならこの漫画はこういう内容でこれが面白ポイントでと順当に紹介していくべきだろうが、最終回が良すぎる。 思いっきり私の心の琴線に触れてしまった。四万十川の鮎を食べた京極さん状態に陥る最終回だった。 これから読む人のために深くは言及しないが、特に最終回に出てくる彼の、表情の変遷を追ってほしい。発せられる言葉を噛み締めてほしい。心情の機微を読み取ってほしい。 程度は異なるだろうが、私と同様に心の琴線に触れる人がいるはずだ。
今でいうところのスクールカースト最下層にいる少年たち4人の、彼らなりに輝くための努力を描いた物語だと思いました。 彼らは元々、同じ学校に通いながらも全く接点がなかったのにひょんなことから友と呼べる存在になります。その過程もたまらなく良いのですが、彼らがいかに存在の薄い生徒かというのの伝え方もまた良い。親からしたらそんな悲しいことないだろうと思いましたけどね。 彼らはまず不良生徒を見返すために体を鍛え出すのですがその流れで、暴力に怯えず人を殴れるようにならないと、という考えに至ります。それが最終的に悲劇的な事件につながるのですが、なんとなく彼らを責める気持ちにはなれないというか、本当はもっと爽やかな方向で発散する術を見つけられれば良かったけど(例えばスポーツとか芸術とか)彼らにはそんなに選択肢はなかったんだろうなと。 実際、壮絶ないじめを受けてるわけじゃないしなんとなく日陰でやり過ごしていればなんとなく卒業してなんとなく大人になって…が可能だったのに、そっちを選ばなかった彼らをちょっと尊敬します。
※ネタバレを含むクチコミです。
それとも最初からこの予定だったのかわからんが読み終えた。「Rescue」「Ranger」「ReliefDoctor」の頭文字とった内閣官房長官直属管理のレスキューチーム トリプルRをマンガだが、全2巻なので主人公の狗堂がトリプルRに入隊するまでで一巻かかり、正式な隊員になったあと少ししたら終わってしまった。狗堂と隊長の関係とかが読者にはわかっているかが狗堂には明かされていないのでどんな感じで明かさられるのかと楽しみにしていたがそこの内容がでるまえに完結してしまった...
前から気になってたけど読めていなかったので読んだが予想以上によかった。正直第一話の「モル」を読んだ時点から最終巻まで一気に読んだ。甲子園を目指す高校生の葛藤や、部活動としての野球、甲子園を目指す監督などのまさにそれぞれの甲子園を題材にした短編集だった。第4話の「悪夢」が特によかった。
表題作の「ハイエナ」と「処刑倶楽部」がお気にいり 「ハイエナ」はボクシングは強いが人気はなくむしろ嫌われているくらいの中年ボクサー「ハイエナ加尻」が主人公。対戦相手コーチにスピードはない、パワーはない、足は鈍足でスタミナとしつこさが取り柄と言われるくらい花がないが、試合の最中のシーンで独白の内容がよかった。試合相手の榊との対戦中に「榊 素質だけで勝てるなら・・・お、俺はとっくにボクサーやめてるよ」 この試合で引退する設定だったが、第二話があり復帰していたがそっちもよかった。 「処刑倶楽部」は原作なしなのかな。仕事として殺人を行う「処刑クラブ」の男が主人公。仕事としているため殺人が仕事の部門や掃除が専門の部署などに別れて仕事を遂行していく。秘密の仕事にわりには、表の仕事である新聞配達中にモデルガンを背負って配達のなかなか目立つことはしている。第一話より第二話の方が好きかな
院長が亡くなり後継者がいないために休業中の、浅草にある三星医院に勤めることになった獅子雄三。彼は優秀な外科医というだけでなく、悪を成敗することにも長けていた…。そんな漫画やドラマには良くありがちな設定なのですが、ちょっとおちゃらけたところがあったり、別れた彼女を一途に想い続けていたり、情にもろいところがあったり、というキャラクターで、読み進めていくうちにどんどん獅子先生の魅力にはまっていき、あっという間に全巻読み終わってしまいました。さまざまな残虐な事件に巻き込まれつつも、持ち前の正義感と冷静さで、見事に問題を解決する獅子先生の姿は本当にカッコよくて、痛快です。残酷なシーンもしばしば登場しますが、獅子先生と三星医院の院長夫人、一人娘で看護師の知子とのコミカルな掛け合いも手伝い、残酷なシーンや数々の事件の暗くて重い印象を引きずることなく次のストーリーに読み進んでいくことができるのは、作者の漫画家としての手腕の為せる技でしょう。少し胸がキュンとしてしまう、最後のシーンもお見事でした。
主人公の堀場要が応援団を抜けるところから始まる。その後個性的な師匠や、京都の竹松梅松兄弟と戦う。麻雀の自体は多少「オカルト」が入っているが「勝負には流れがある」というのを前提で読めば気にならない。 麻雀の勝負でも楽しめるが、最後の「マンケン」の下りで麻雀だけではなく「人間の変化・成長」を書いた傑作だと思った かわぐちかいじ/片山まさゆきといい明治大学漫画研究会関係者の書く麻雀マンガ(劇画)は傑作だらけ過ぎる。 タイトルの3/4は「四分の三程度のところで満足しちまう性格の人間は、一流にはなれない」という意味です。
最終話で「えっ、ウソでしょ…!!」と声が出るくらい驚いた。序盤の冴えない男子高校生4人に仲間意識が芽生えて打ち解けあっていく場面がほのぼのとしていたので完全に油断してた…。タイトルの「息をつめて走り抜けよう」の意味もめっちゃ重いじゃんかよ〜。 貧弱な肉体と精神を改善する為に4人で仲良く朝から筋トレするなんて輝かしい青春の1ページそのものなのに、それがいつの間にか暴力願望になっちゃったのはまずいけど、それが結果的にあんなことになってしまうなんて不幸だなと思う。 鬱屈した青春モノとしての破壊力がものすごい漫画でした!!