古典だからと倦厭されがちな『枕草子』。実際は、清少納言のするどい観察眼が冴え渡る秀逸の女性エッセイ。女同士の本音と建前、恋人との駆け引き、彼女の好きなもの、嫌いなものなど現代女性が共感できる内容満載。
感情豊かな看板女房の夢と現実の日々…。中宮定子の女房として、かねてより憧れていた宮仕えをすることになった清少納言。宮中で起こる華やかな日常や優雅な自然の美に触れ、充実した毎日を過ごしていた。しかし、激しい政権争いに翻弄される時代にのまれ、彼女の前には厳しい現実がつきつけられる…。『徒然草』、『方丈記』と並ぶ、日本三大随筆のひとつを漫画化。