司馬遼太郎のプロフィール

司馬 遼󠄁太郎(しば りょうたろう、1923年〈大正12年〉8月7日 - 1996年〈平成8年〉2月12日)は、日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名は福田 定一(ふくだ ていいち)。筆名の由来は「司馬遷に遼󠄁(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
大阪府大阪市生まれ。産経新聞社記者として在職中に、『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』などがある。『街道をゆく』をはじめとする多数のエッセイなどでも活発な文明批評を行った。

海音寺潮五郎が「幻覚の美しさに惚れこんだ」と絶賛した名作に、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出の漫画家・蔵西が挑む。 ◆ストーリー 十三世紀、世界を席巻したモンゴル軍の猛攻は、ペルシャにまで至った。モンゴル軍団を率いる大鷹汗(シンホルハガン)ボルトルは、ペルシャ高原の町メナムに攻めいる。ボルトルはメナムで美姫・ナンを見初め、自らへの愛を求める。そこに、ボルトルの命を狙う幻術師・アッサムが現れ、ナンを幻惑する――。 西紀一二五三年の夏、ペルシャ高原のひがし、プシュト山脈をのぞむ高原の町メナムは、ここ二カ月、一滴の雨にもめぐまれなかった。――  新月のまだ懸らぬ六月二十八日の夜、いまから一月前のことである。アラ山脈を越えて突風のようにやってきた蒙古兵が、メナムの町を一夜のうちに鮮血の霧で包んだ。  町の土侯とその兵は戦わずして遁げ、市民は、血に飢えた東方の蛮族の手で思うさま殺戮された。シナ北西部はおろか、遠く東ヨーロッパまで征服した成吉思汗(ジンギスカン)四世蒙哥(マング)が、その弟旭烈兀(フラーグ)に二十万の兵を授けて、史上有名なペルシャ攻略の緒にようやくつきはじめたのである。  そうした殺伐な背景のなかに、この数日来、メナムの町は奇妙な賑いをみせていた。   沙漠をゆく隊商(キャラバン)が、水を買いにきて市を立てる。――                      司馬遼太郎「ペルシャの幻術師」より

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司馬遼太郎の幻のデビュー作は女性が主人公だった!海音寺潮五郎が「幻覚の美しさに惚れこんだ」と絶賛した名作に、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出の漫画家・蔵西が挑む。◆ストーリー十三世紀、世界を席巻したモンゴル軍の猛攻は、ペルシャにまで至った。モンゴル軍団を率いる大鷹汗(シンホルハガン)ボルトルは、ペルシャ高原の町メナムに攻めいる。ボルトルはメナムで美姫・ナンを見初め、自らへの愛を求める。そこに、ボルトルの命を狙う幻術師・アッサムが現れ、ナンを幻惑する――。西紀一二五三年の夏、ペルシャ高原のひがし、プシュト山脈をのぞむ高原の町メナムは、ここ二カ月、一滴の雨にもめぐまれなかった。――新月のまだ懸らぬ六月二十八日の夜、いまから一月前のことである。アラ山脈を越えて突風のようにやってきた蒙古兵が、メナムの町を一夜のうちに鮮血の霧で包んだ。町の土侯とその兵は戦わずして遁げ、市民は、血に飢えた東方の蛮族の手で思うさま殺戮された。シナ北西部はおろか、遠く東ヨーロッパまで征服した成吉思汗(ジンギスカン)四世蒙哥(マング)が、その弟旭烈兀(フラーグ)に二十万の兵を授けて、史上有名なペルシャ攻略の緒にようやくつきはじめたのである。そうした殺伐な背景のなかに、この数日来、メナムの町は奇妙な賑いをみせていた。 沙漠をゆく隊商(キャラバン)が、水を買いにきて市を立てる。――司馬遼太郎「ペルシャの幻術師」より※こちらは「無料試し読み版」です。続きは製品版をご購入の上、お楽しみください。

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※こちらは「無料試し読み版」です。続きは7月27日発売の製品版をご購入の上、お楽しみください。維新前夜の京都の治安維持を任務として結成された新選組。「誠」の旗印に参集した剣士たちの生と死を描いた司馬遼太郎の連作短篇集を、『墨攻』や『ムカデ戦旗』で知られる時代劇画の第一人者・森秀樹が激烈コミカライズ!第1巻に収録するのは、「芹沢鴨の暗殺」「沖田総司の恋」「菊一文字」「長州の間者」の4編。「芹沢鴨の暗殺」は、新選組の筆頭局長となった剣豪・芹沢鴨が、その粗暴で傍若無人な振る舞いが災いして、近藤勇や土方歳三らによって謀殺されるまでを描く。芹沢の死によって、近藤・土方体制が確立された。「沖田総司の恋」は、若き天才剣士・沖田総司を主役とした物語。労咳を患った沖田は、かかりつけの医者の娘、お悠に淡い恋心を抱く。しかし、お悠も沖田と同じ不治の病に侵されていた……。「菊一文字」も、沖田を主役とした一篇。名刀「菊一文字」を入手した沖田だが、その刀を実戦で使用するのをためらったため、部下を勤皇派の剣士に斬り殺されてしまう。復讐に燃える沖田は……。「長州の間者」は、長州藩の間者(スパイ)として新選組に加わった京都浪人深町新作が、二つの組織の狭間で苦悩する逸話。『新選組血風録』は、週刊文春において2018年3月から2020年2月まで2年間にわたって連載され、動乱の京都を彩った剣客集団の群像描写と、緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼んだ。司馬遼太郎・森秀樹コンビによる「文春 時代コミックス」シリーズとして、6月刊の『幕末』を皮切りに、7月に『新選組血風録 一』、8月に『新選組血風録 二』、9月に『新選組血風録 三』を連続刊行する予定。

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歴史はときに、血を欲する──司馬遼太郎のロングセラー歴史小説を、『墨攻』や『ムカデ戦旗』で知られる時代劇画の第一人者である森秀樹がコミカライズ! 原作の連作短編集中、「桜田門外の変」と「花屋町の襲撃」の2編を収録しました。「桜田門外の変」は、尊皇攘夷派の薩摩藩士・有村治左衛門が水戸藩の脱藩志士17名と供に、大老・井伊直弼を襲撃するまでを描いた作品。安政の大獄で父と兄が獄死した松子と治左衛門との、淡い恋も綴られる。この暗殺事件から幕末狂瀾の時代が始まります。「花屋町の襲撃」は、海援隊の陸奥陽之助(宗光)が、暗殺された坂本竜馬の仇を討つまでの物語。同士として頼ったのは京女のお桂と、剣客「後家鞘の彦六」。竜馬との奇妙な恩義で結ばれた3人の復讐劇の直後、王政復古の号令が下り、幕末は終わりを告げます──。本作は、週刊文春において2017年5月から10カ月にわたって連載され、動乱の時代を彩った志士たちの群像描写と緊迫感溢れる殺陣シーンが大きな反響を呼びました。なお、司馬遼太郎・森秀樹コンビによる「文春時代コミックス」シリーズとして、2021年6月刊の今作を皮切りに、7月に『新選組血風録 一』、8月に『新選組血風録 二』、9月に『新選組血風録 三』を連続刊行する予定です。ご期待ください。

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コミック竜馬がゆく

マンガで読む「竜馬がゆく」として読んで欲しい

コミック竜馬がゆく 鈴ノ木ユウ 司馬遼太郎 司馬遼太郎
六文銭
六文銭

「竜馬がゆく」は孫正義が愛読したくらい名著であり、 多くのアラフォーが司馬遼太郎好きだと思うのですが、自分もその1人。 特に「竜馬がゆく」は3回買い直したくらい好きで、それを「コウノドリ」の作者が描くとなれば、もう期待しかない。 実際、おもろい。 基本、原作になぞらえているので、あのシーンはどう描くのか?とか。 文字だけではわかりにくかった部分を表現してくれるので、自分としては新たな発見と感動が得られている。 しかし、気になるのが、これ続けられるのか?という不安。 昨今の漫画と比較しても、ストーリー展開が大分ゆっくりなので、 竜馬、初見の人、ついてきてる? という謎の不安に苛まれている。(というか、大きなお世話) 新撰組にならぶ人気な歴史上の人物だけに、多くの人、特に若人に読んで欲しい。 活字はちょっと・・・という人も、漫画で読む「竜馬がゆく」として読んで欲しい。 孫正義など数々の経営陣や著名人に影響を与えた名著なので、そのクラスターの人にも届いて欲しい。 そんなことを思いながら読んでます。 幕末の激動時代に、綺羅星の如く登場した竜馬。 その行動力と決断力、何より生き様を刮目してお読みください。 ホントにこの人、交通手段が船しかない時代なのに、どんだけ日本中を縦断しているのかってくらい動くので。

燃えよ剣

やっぱり土方は格好いい#1巻応援

燃えよ剣 小松エメル 司馬遼太郎 司馬遼太郎 奏ヨシキ
六文銭
六文銭

昨年映画をみて、GWの長期休暇中に原作も再読したところに、このコミカライズと出会う・・・絶賛『燃えよ剣』に絡め取られております。 が、どのメディアでも土方は格好良くて、シビレてます。 内容については、原作が有名だし、新選組の副長「土方歳三」も有名だし、ある程度認知はあるかなと思うのですが・・・ あえて本作の魅力を上げるとすれば(1巻時点ですが)、『燃えよ剣』の土方歳三を忠実に再現していること。 原作ファンも十分楽しめる点だと思います。 私的に『燃えよ剣』の土方歳三の魅力は、怜悧冷徹な鬼の副長、戦術の鬼才としての名参謀的な面だけでなく、根っからの「喧嘩師」としての側面が魅力だと思っているんですよね。 駆け引きとかではなく、拳と拳、意地と意地。 身分制度から武士になれない、何ももたない人間だからこそ、戦って勝つことだけに自分を見出した喧嘩一本の生き様。 最初から最期まで、対人だけでなく、それこそ国に対しても喧嘩している感じ。 これが格好いいんすよね。 本作は、そんな土方の満たされない、腹に煮え切らない何かをもって泥臭く戦う様がありありと描かれていて、原作ファンとしてはたまらなかったです。 原作ファンも、土方ファンも、ぜひご一読してみてください。 余談ですが、降伏して明治政府の新体制で獅子奮迅の活躍をした人間よりも、降伏せず最期まで抵抗した土方歳三みたいな人間にロマンを感じるのは、不思議なものですね。 実際に、現場にいたら「めんどくせーやつだなー」とか言っちゃいそうなのに、歴史だと格好いい。 やはり人間は成したものと同じくらい生き様に惚れるのでしょうね。

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