この漫画、もう一周したいな。 とりあえずは、キキちゃんが可愛いなぁと思うのだけど、いや、でもお父さんのハルキ亡くしていて、母親は、もうよく分からない。。ので、可愛いの一言で良いのだろうかと考える。。大人びてるのよなぁ。。 3人家族なんだけど(ハルキの友人、クドー、クドーが出会って即結婚申し込んだ布紗子、キキ)皆んな他人で、だけど1.2.3巻と読み進めると不思議と同情とか抜きにした愛のある家族の形に私には見えてきている。 家族って、愛ってはたまた大人って何なんだと、ものすごく深いお話なんだろうと思っているので、じっくりまた読みたいと思います。
かなーり変わった家庭の話な気がします。 好きだった友人(同棲)のこどもを引き取り、その友人に似た女性と交際0日で結婚してしまう…!? でもなんかあり得ない話じゃない気もしてくるので不思議。 皆普通でいたいけど普通になりたいと思ってる変わり者しかいないんじゃないかなーと思えてくる漫画。 淡々としててサラッとした絵柄なのに深い関係性を描いてるので面白いです。
辛い時に寄りに行ける場所があるって良いな! 何も話さなくても久々に会って顔合わせただけでに何があったか察して、話やすい空間を作ってくれる叔父さん。 「好きがどうして悲しい気持ちになるんだろう」ってユーマがふと思うシーン、切なくなった。 好きが悲しいに変わっても、好きだったこと幸せだった事は忘れないでほしい、悲しいきもちになったのは幸せだったからって思って欲しい。 楽しいことも幸せだったことも忘れないで生きていきたいなって思いました。 叔父さんが論文を受け取らない理由が最後に分かってほっこり(^^)
読み終えると不思議な感覚になりました。 ユーマくんは優しく大好きな猫が亡くなってずっと、悲しい思いをしている。記憶力もよくて羨ましいけど本人は悩んでいる。人と少し違うと変な目でみられてしまうのはかわいそうだけどそれを乗り越えて素敵な大人になってほしいと思いました。
結構真面目に作られてる漫画。 キャラも舞台も設定も、きちんとしっかり練ってありそう。 現実社会にも目を向けて、社会派なテーマも折り込んであるのかな。 でもそれゆえに、若干わかりづらい。 元々この作家さんの読み切りは読んだことがあって、 その頃から割とアート志向? 「わかる人がわかってくれる通好みな作風」感があって それ自体は悪くないんだけど、 今作では、そのこだわりが悪い方に作用しちゃった感じ。 メジャー感のある作風やビジュアルに振り切る事は 難しそうな作家さんだから、 下手に多くの人に読まれるような大衆向けのテーマ設定をするんじゃなくて、 「通好み向けのマニア漫画」に全振りした方が 作家さんの個性的には向いてるのかもしれない。
主人公はエロ漫画家。友情以上・愛情未満?の感情を持っていた学生時代の友人が死んでしまい「あげます、大事にしてください、よろしく〜」という何とも軽い遺言書により彼の幼い娘を引き取ることになったところに、確定申告の為に訪れた税理士事務所で働いていた女性が彼に似ていたので思わず「欲しくないですか?この子」と結婚を申し込むと、まさかの即OKの返事が…! それぞれがややこしい事情を抱えていそうですが、普通なら拒否するようなところを受け入れちゃう謎の許容力(それにも何か理由があるのかな?)があるので展開は早いです。きっと新たな家族像を見せてくれることでしょう。イトイ圭が大手出版社で連載するってのもびっくりですが、まさかの週刊連載だとは(やるとしても月スピとかだと思ってた)…。これは応援しない訳にはいきますまい!!
タイトル通り9つの短編が収録されていますが描かれた時期にはバラつきがあります。どうやら合間に「花と頰」の連載をされていたようです。これまでの作品は言葉にできない心のザラつきを形にしてくれてるといった感じでしたが、「花と頰」より後はそういうものもすくい取ってくれるような読み手に希望を与えてくれる作品になっていました。未来があるのは過去があってこそなので、これから大作家になるだろうイトイ圭の変化を読んで損はないと思います。
「花と頬」で話題になったイトイ圭さんのエッセイ漫画です。美術系予備校に通っていた頃から始まって、東京でデザイナーとして就職したけど、色々あって地元の京都に帰ってきたり、すごく好きな人ができたりする話。本当に色々なことが起こるので読んで結構なショックを受ける人が多いかもしれない…。でも自分はふとした時にこの漫画のことを思い出します。大体それは人生が上手くいってない時なんですけど。これを読んだ後に「花と頬」のラストを読むと何だかすごーく感動します。
お洒落系漫画かなと思ったら違う テンポがよくて読みやすいそれでいて確かに切れば血の出る漫画! 主人公と想い人と父親の関係性がいい 最近読んだ漫画で良かったやつ何かと聞かれたらこれを買うように勧めますね。 分厚い本なのにちゃんと最後に向かって収束する。 よくある感じの話なのかもしれないけど、著者の独特な作風で素晴らしく仕上がってる気がします。 手の描写、ガラス質の描写が美しい…。
柴田ヨクサル先生が帯に書いた「切れば血の出る漫画。」の通り、全編通して丁寧な人物描写で、読後はぼんやりと彼らがこの世界に存在しているような気がしてくるくらいキャラに血が通った漫画。 知っている人は知っているくらいのミュージシャン「花と頬」を父親にもつ父子家庭の女子高生が学校で父の仕事のことを知る同級生の男子と知り合い、仲を深めていく夏。 他クラスだが同じ図書委員で私語禁止の図書室で密かにノートで会話を進めていく様子がとてもいい。 多くを語らない登場人物が多いのに、息遣いや体温まで伝わってきそうなくらい親しみを持ててしまう彼らのいる世界に読後はしばらく浸っていたい。 良質の邦画を見たときと似たような読後感なのは、場にある空気や時間の流れ、会話の運びのテンポの良さをうまくコマ運びで表現できているからなのかも。 登場人物たちのなにげない日常がなにげなく過ぎ、彼らの中で決定的に何かが変わったかといえばそうでもないし、でも確実に何かは変わっている。それでも彼らの日常は続くし心持ち前向きにハッピーな感じ。 そんな爽やかさと、少し時の流れの残酷さと、人の温かみと鼻がツンとするような切なさもちょっぴりある、ガールミーツボーイなひと夏の出来事。 読んでいて気持ちが良いのは、キャラクターが説明的すぎないところだ。 ハッキリ明言されてはないけどこれってそういうことか、という場面がいくつかある。 そういった、みなまで言わずに言外で想像させる程度の物言いがとても現実的でよく馴染む。 主人公が等身大の女子高生らしくとてもナイーブで不安定で、自分の立ち位置を見失いがちなところもとてもいいし、父親がそっけないようで優しいのが感じ良い。 不穏なことが過去にあったような雰囲気を匂わせつつしっかりとは登場させない。登場人物に刻まれている表情で何かあったことを語りだす。 全体的に本当にいい雰囲気だった。 分かりやすい売るための要素(大仰な喜怒哀楽や、波のある起承転結など)がないから載せられない、といくつかの出版社で言われてしまったようだけど、こういう作品を出してくれる会社が世の中にあるのは救いだ。 届きました。ありがとうございます。
この漫画、もう一周したいな。 とりあえずは、キキちゃんが可愛いなぁと思うのだけど、いや、でもお父さんのハルキ亡くしていて、母親は、もうよく分からない。。ので、可愛いの一言で良いのだろうかと考える。。大人びてるのよなぁ。。 3人家族なんだけど(ハルキの友人、クドー、クドーが出会って即結婚申し込んだ布紗子、キキ)皆んな他人で、だけど1.2.3巻と読み進めると不思議と同情とか抜きにした愛のある家族の形に私には見えてきている。 家族って、愛ってはたまた大人って何なんだと、ものすごく深いお話なんだろうと思っているので、じっくりまた読みたいと思います。