度重なる公募展の落選で目標を見失いかけていた美大生・内海僚平。ある日先輩から紹介されたバイト先に向かうが、なんとそこはヤクザの会社で―!?
カメラマンの氷室耕太郎は自分の写真集の授賞式に出席するため、アフリカから日本へ一時帰国する。授賞式の席上、元妻の恵利子と再会した耕太郎は娘のあやを一度アフリカに連れていきたい、と彼女に伝えるが恵利子は取り合わなかった。数日後、耕太郎は恵利子にあやからと思われる数枚の写真とあやは今、行方不明だと告げられる…。
「世界一はやい男」になるため、大阪から上京してきた少年・日高瞬。しかし、瞬がめざしてるのは「スリの世界一」。上京初日、自分よりはやいヤツ・山部克男に出会い勝負を挑むが、手先だけはやい瞬とカモメジムのボクサーである克男とでは話にならず、瞬はあっさりダウンしてしまう…。栄光のリングと渚の愛をめざして、瞬はボクシングに青春のすべてをかける!!
時は維新前夜。風雲急を告げる京の都に忽然と現れた謎多き暗殺者が、侍たちを斬りまくる!幕末時代活劇の真打ち、遂に単行本化!!
年老いた漁師・サンチャゴは、長い不漁に見舞われていた。ある日、サンチャゴは大物を求め遠い海へとひとり小舟を漕ぎ出した。やがて、彼の仕掛けた餌に、目にしたこともないほどの巨大なカジキマグロが食らいついた──。アーネスト・ヘミングウェイによる海洋小説の傑作を六田登が漫画化。
乗る物を破壊するという悪魔のモンスタートラック「モビィ・ディック」を追う男・クマトラ五郎(くまとら・ごろう)が疾走する、クレイジートラックストーリー!モビィ・ディックによって父を失ったクマトラは、アメリカでトラックレースに明け暮れる毎日だった。ある日、クマトラはモビィ・ディックがどこかに存在していると聞いて……!?
「生きていたきゃ全てを信じるな」――。19世紀西部開拓時代の希代の無法者、ビリー・ザ・キッドの生涯を描いたアウトロー・レジェンド。友人のパット・ギャレットに射殺されて21歳の生涯を閉じたビリー・ザ・キッド。そんな二人の出会いは、ビリーが14歳の頃、灼熱の大地に拘束されて毒蛇に襲われる彼を、通りすがりのパットが助けた事から始まった。その後、二人は牛泥棒を企むのだが……!?
レーサーの一也に裏切られて自殺を考えていた響は、ケンカでケガをしたヒョオという青年に出会う。響は死にたいというヒョオを自分の家に連れて帰るが…!?走れヒョオ!――孤独と彷徨の果てに、希望のチェッカー・フラッグが待っている!!
明治17年、富士山麓。霊明寺の予言者・お仙は、水晶玉の中に比類なき魔物の姿を見た!!しかし、その水晶玉は魔物を我がものとせんと目論む道士・権助の手に落ちてしまう。一方、お仙の弟子・五郎は、その魔物の正体を明らかにしようと欲望渦巻く明治の横浜へ旅立つ。横浜の町にたどり着いた五郎は、生まれてから17年間山篭りをしていたため、見るもの全てにカルチャーショックを受け…!?六田登が科学文明と人間の関わりを描いた意欲作!!
セナが逝った。軍馬もまたサーキットから姿を消した。あれから8年、くすぶり続けた赤黒い溶岩が今また高熱を発し始めた――瑠璃色の高熱を…!そして軍馬は――。