俳句という表現をお題にしたマンガなんだけどこれは難しくなくて良い。。 学生の苦悩をあまり深堀りしてないようで共感しやすく描いてある(ように見える)のがまた良い。 各キャラの個性も非常に良いなぁ…滝先生と重松先生もすごく良い。。。 なんかすごいいい(語彙がない) 1巻しか読んでないけど2巻も買ったし来週出る3巻も買うであろう。
さらっと読めるので読んでほしい。 作者は変わらない人間関係を描くのがうまい人ですね… 行動とか絵より会話でハッとさせるタイプの漫画かと思うんですが、その会話の選び方もうまいし、この二人の状況も劇的に変わったりするのに関係性が変わらない。 センス感じました。
絶妙に面白かった。 「ガイコツ書店員 本田さん」を読んだときから 絵もセリフも面白いなあ、とは思っていた。 「ガイコツ~」では主人公がガイコツキャラだったからか、 基本的な表情は一定で、なのに感情の機微がすごく 伝わってくるのが印象的だったが、 今回は普通の顔のキャラなので、当たり前だが 表情が物凄く豊か。 なので感情というか心境がさらに伝わってくる。 全体的な絵も独特だし、セリフはあいかわらず秀逸。 「だれがそんなうまいこと言えと」 と思ってしまう面白セリフが連発で出てくる。 上手い会話のやり取りを「会話のキャッチボール」とか 言ったりする。 この漫画も会話を主にストーリーが進んでいくような漫画だし、 上手い会話をしているな、とは思ったが けしてキャッチボールはしていないなと思った。 言葉をキャッチボールのように互いに相手の胸元に正確に投げ、 聞くほうは脇をしめてガッチリとキャッチして、とかしていない。 各キャラが皆でピンボールをしている感じだ。 かつてゲームセンターに必ずあった、 パチンコのように鉄球を弾いて派手な音や光を楽しむゲーム。 言葉をピンボールのように結構な固くて重い弾と化して 色んな角度から緩急をつけて互いにあらぬ方向に 弾き飛ばしあいながらストーリーが進んでいく。 その様からはまさにピンボールゲームを眺めているような 楽しさを感じてしまった。 扱っているテーマは、地味の代表のような 「俳句」なんですけれどね。 で、そんなピンボールみたいな感じの、 読んでいて頭がグワングワンしてしまうような 振幅の激しいセリフのやり取りに翻ろうされるのだけれども 読み終えると俳句について「ああなるほど」と なんだか理解出来たような気になってしまう。 ほんとに妙な、凄く面白い漫画だ。
以下2巻まで読んだ感想。 究極超人あ~るやげんしけん、動物のお医者さん、るーみっく作品を彷彿とさせる牧歌的学園もの…!つまり最高…!!アクの強いキャラクターたちが楽しい。
本屋の店員さんによる本屋さんの本音や裏話、 お客様や店員仲間、出版社や取次ぎの方々とのエピソード。 それらをなぜかガイコツ姿の主人公(作者)が 主に翻ろうされる側として描いています。 なぜか主人公はガイコツ姿。 他のキャラも殆どがヘルメットや剣道の面など 被り物を装着しているのでそうなのですが、 細かい表情は見えません。 それでも普通に素の表情で叫ばれたり汗をかいている絵よりも むしろ感情の機微が伝わってくる感じがします。 そして愚痴やつぶやきや自虐的なセリフが多いのですが、 ガイコツ姿なのにというかガイコツ姿のせいでというか(笑) 深刻な暗さを感じずにすみます。 リアリティを損なわず過度に感じることもなく、 愛嬌が加わって感じられるという感じ。 本屋さんの色々な仕事の流れも解説してくれますが、 コネタをちょいちょい入れて面白く紹介してくれます。 仕事の大変さがよく伝わってきます。 同時に、作者も他の店員さんたちも、 「仕事は大変だけれども、本と本好きが集まる本屋が 好きだからやっているんだろうなあ」 ということも伝わってきます。 頑張れ本屋さん、 これからは自分が本屋に行った時は変な問い合わせを しないように心がけます(笑)。
常に耐え難い苦しみの中にいる人のために貸与される特殊臨床慰謝体…要するに「もふもふ」。それがモカリノタマラピッです。 なんかよくわからないけどすごい新連載始まったな…という感じ。内容は全く難解ではないのでとりあえず読んでほしい。ミステリーボニータに載ってます。 この「もふもふ」の存在はすごくユーモラスでその名の通り癒やし系なのだけど、物語の本筋はわりとシリアス。心を壊してしまったり、自殺に追い込まれたり、現代日本社会を反映したような内容です。 シリーズ連載ということは、オムニバス的な?ちょっとそこがまだ不明ですが…楽しみな新連載が増えて嬉しい。
ガイコツ書店員 本田さんの人の新作ということで、発売当時から面白いと噂は聞いていたものの手を出せずにいた作品。が、この作品についてのマンバ通信の記事がメチャクチャ面白くて、読んでみたらやっぱり最高でした! https://magazine.manba.co.jp/2018/12/07/hayashi-gennkoukakitai/ 動物のお医者さん もやしもん 数字であそぼ。 海とドリトル アヤメくんののんびり肉食日誌 など、大学ゼミ漫画というと理系のお話が多いイメージでしたが、芸術学部の俳句ゼミが舞台ということで、授業の内容を読みながら「自分だったらどの言葉を選ぼう」と考えることが出来てすごく楽しかったです! 1巻を読んで、あまりの良さにLINEマンガで最新話まで追いかけて読んだのですが**鎌倉での句会、尊すぎませんか…!?** **レンカさんが初めて感じた「そのままの自分を評価される」感動と、隼先輩の俳人としての圧倒的センスの良さ…!!** こちらは2巻に収録されているエピソードですので、ぜひ未読の方は1巻・2巻続けて手にとって、俳句の世界の奥深さに・言葉の美しさを存分に味わってほしいなと思います…! https://manga.line.me/product/periodic?id=0000aunv
漫画好きにとっては、書店コミック売り場というのは楽園でしかないのですが、実際に働いてる書店員さんたちにとっては、戦場そのものである。という様子をコミカルに描いた作品です。 毎日、押し寄せる新刊(メッチャ重い)を受け取っては、品出しチェックするのは想像以上に体力勝負のようで、腰痛持ちの自分にはとても真似できないお仕事だ、ということがまず分かりました。 それだけでなく、お客さんからさまざまな問い合わせがぶつけられ、まるで作品当てクイズのような質問や、熱量の高い外国人オタクをカタコト英語で案内しなければいけなかったりと、コミュ能力も当然必須・・・!でも、書店員さんたちも万能ではないので、毎度あわてふためきながらも、必死に機転を効かせて、なんとか解決させるというのが面白い所。 主人公・本田さんはなぜ骸骨なのか?は読めば何となくわかるというか…。基本的に書店関係者は被り物をしていて表情はわからないのですが、不思議と喜怒哀楽はちゃんと伝わるんですよね…。こういう部分も何気にスゴイ表現力だと思いますね…!まぁ本田さんは大体ガクガク震えてるので、ガイコツ顔という風貌はこれ以上なくハマっているかと。 また、本屋のバックヤード業務について、かなり突っ込んだエピソードが満載なんですが、こういった業界あるあるは、これまでの本屋系作品では描かれなかった部分じゃないでしょうか。取次さんや、出版社の編集まで登場したりと、売り場に関わるすべての人の想い(怨念?)を惜しみなく暴露しているからこそ、これだけの面白さがあるのだと思います。 個人的に一番お気に入りなのは「”独断と偏見”による版元雑感」のシーン。以下の作者さんのツイートを参照。 https://twitter.com/gai_honda/status/883327424359931904
小学校の頃に出会った、転校が多い赤岩と藤ノ木の二人が会えなくなってからの奇妙な友情を描く。 それは電話越しだけでの関係だった。 会話のテンポや会話している状況、電話が一方的にかかってくるタイミングなど、少しだけの煩わしさといつかかってくるか分からない生活の楽しみになっている感じがとてもいい。 定期的に顔を合わせなくたって友達は友達なのだ。 僕自身が転勤族だったこともあり、この話は救いになるなーと思う。 というのも、基本的にはみんな転校していったやつのことなど忘れていってしまうものだから。 「手紙書くね」とか「電話するね」とかいった言葉は信用しなくなったし、今の時代のようにスマホがあれば違うのかなとも思うが、人間の本質なんてそう変わらないような気もする。 僕が忘れられていく恐怖に向き合えなかったせいで、自分からは連絡を取れなかった。 その点、この赤岩は乗り越えてちゃんとつながりをひとつだけ持っている。 これはとても素敵なことだ。 祝福したい。 親友は人生に一人いるだけで自分を取りまく世界は救われる。
俳句という表現をお題にしたマンガなんだけどこれは難しくなくて良い。。 学生の苦悩をあまり深堀りしてないようで共感しやすく描いてある(ように見える)のがまた良い。 各キャラの個性も非常に良いなぁ…滝先生と重松先生もすごく良い。。。 なんかすごいいい(語彙がない) 1巻しか読んでないけど2巻も買ったし来週出る3巻も買うであろう。