モフモフをみて癒やされるだけの漫画ではないのだけど。 作者さんの言葉が豊かなので、副作用の言葉が奪われた姿はとても滑稽に思えてしまう。 言葉が多くて人を傷つけるから、言葉を奪うのだろうか。 第一巻でトリくんが言ったことば。 「言葉は感情とか持ってない 言葉には意味しかない」 なのに、言葉を放つ人・受け取る人の感情が加わって、言葉は凶器になってしまう。 人類半数が気分障害の世界。 大きく祀られている謎の宗教。 今日も誰かが生きることを諦めて、いなくなる。 地球外の生き物に助けを求めるほどなのに、そんな世界で働く人達の言葉や感情はひどく乱れている。 赤の他人に対する思いやりが少ない。 思いやりを持てる人は早々に病んでしまうのかもしれない。 世界としては救われない、どうしようもない感じなのに、取り上げられる人々は前を向こうとしている。 そのギャップがまた良い。 謎のモフモフは私も欲しい。
完全にあらすじに惹かれてしまった。癒しもふもふと自殺が日常茶飯事な惑星…もふもふ欲しすぎる。 読む前はもふもふの雰囲気や単語のチョイスでそこまで話はきつくないのかなと思ったけど、かなりシリアスできっつい。貴彦もきついけどデモ隊が個人的に一番やばい。そんな貴彦から出たあの説得の言葉に泣きそうになりました。さらに陽介の愛っていうか八雲兄弟の愛がもうよすぎて泣く。 1話で心を鷲掴みにされてしまった…2話以降はころころ主人公が変わるのかな。どうかこの人たちみんなが穏やかに過ごせますように。
2巻読了。 病める人人の所に処方される、もふもふ。 本人が大丈夫と思っていても、もふもふの癒しを味わうと自覚することもある。 知らない間に、少しずつ病んでいくってそういうことかもしれない。 訳もなく涙が出たり、不安になったり、トラウマからどうしても抜けられなかったり、人それぞれ病む理由は違うけど、人類の半分以上が病んでいるっていう世界。 そして、自殺者が多くそれが日常化している世界。 もふもふを抱えながら生活している世界。 宗教に頼ってしまう世界。 想像するだけで怖いけど、徐々にそうなってしまうのではないかと予感できてしまう現実。
ネットで無料公開されてたので読みました。夏にぴったりのホラー漫画です。てっきり自分は兄か妹のどっちかがすでに死んでたオチになると思ってたので予想外の展開でした。やっぱりページめくったら怖い絵があるって漫画の醍醐味ですね。肝が冷えるのでオススメです! https://younganimal.com/episodes/1e4390e51cc87
※ネタバレを含むクチコミです。
漫画家さんや出版社さんへの感謝は常日頃止まらないですが、この作品を読むと書店員さんまじでありがとうございます〜!という気持ちでいっぱいになりますね。 電子書籍を買うことが多くなったとは言え、本屋さんは天国です。 走って叫んで闘いながら天国を作ってくださる書店員さん、ありがとうございます。本屋さんでのんびり働きたいな〜なんて一度でも思ったことのある自分を恥じてます。 戦場のような職場でありながら、本と本屋に対する愛情が伝わってきます。そして売り場のメンバーが個性豊かで素敵です。 仕事はめちゃくちゃ大変そうですが、こんな職場で働きたいな〜とは思います。いや嘘かも。でも楽しそうではあります。 漫画好きな人にはぜひ読んでほしい!感謝が止まらなくなるから!
1巻読了、早くも名作として扱いたい! 色々考えさせられるしなんなら第二話では泣いてしまったけど、すごくifがうまくて面白い。 そしてモカリノタマラピッ(β)かわいい。 本当に病んでしまっている人の描写も、それを理解したいのにわからない辛さや、家族からの心配やら何やら色んな感情のラッシュ。それでもゆっくり流れる空気や、少ないテキストでページの構図や描写も最小構成(最適)でほんとよく出来てると感心・感動した。(なんか上からっぽくなってごめんなさい)
天才達の異能バトル的でもなく、過度に苦悩や挫折がある訳でもなく、とってもカジュアルでポップでほのぼのとした俳句漫画。 テレビや某お茶のコンクールなど触れる機会はあるものの、自分で作ってみようかな&継続して作ろうかなというところまでにはなかなか至らない。 本格的に勉強して、これって季語?切れ字って何〜?的なハードルを乗り越えないといけないというのが大きいなと。 でももっとカジュアルに楽しんでもいいのかもと思わせてくれるのがほしとんで。 個性的なキャラクター達が適度にワイワイしつつ、なんかかっこいい的なノリで俳句に挑戦していくのがとてもよい。解釈違いにキャッキャするのめちゃくちゃオタクの遊戯。 なんか楽しそうだなあ、下の句の穴埋めやってみようかなあ、一句読んでみようかなあ、まで最速でたどり着くので中高生にも趣味を探してる大人にも読んでほしい。 単純に俳句抜きにしてもキャラクター達が魅力的で会話が楽しい→結果俳句も楽しい、ってなるはず。
モフモフをみて癒やされるだけの漫画ではないのだけど。 作者さんの言葉が豊かなので、副作用の言葉が奪われた姿はとても滑稽に思えてしまう。 言葉が多くて人を傷つけるから、言葉を奪うのだろうか。 第一巻でトリくんが言ったことば。 「言葉は感情とか持ってない 言葉には意味しかない」 なのに、言葉を放つ人・受け取る人の感情が加わって、言葉は凶器になってしまう。 人類半数が気分障害の世界。 大きく祀られている謎の宗教。 今日も誰かが生きることを諦めて、いなくなる。 地球外の生き物に助けを求めるほどなのに、そんな世界で働く人達の言葉や感情はひどく乱れている。 赤の他人に対する思いやりが少ない。 思いやりを持てる人は早々に病んでしまうのかもしれない。 世界としては救われない、どうしようもない感じなのに、取り上げられる人々は前を向こうとしている。 そのギャップがまた良い。 謎のモフモフは私も欲しい。