主人公の海江田仁は、全国高校柔道選手権大会の決勝戦で強敵・鳴神豪太を倒す! しかし、鳴神は、首の骨を骨折し、命を落としてしまう。また、一方で仁の唯一の肉親である姉・真知子が何者かに殺害された! 怒りに打ち震えた彼は、姉のかたきをとるため昂然と巨大組織に立ち向かったのだった!
「島原の乱」に倒れた天草四郎時貞に落とし子がいた! いまだ潜伏キリシタン狩りが続く島原の地に降り立ったその少女は、「父上の仇を取りたい…」と呟き、単身、江戸幕府に挑む決心をする! 巨匠が描く超歴史エンターテイメント!!
劇画家・池上遼一が過去に発表した作品の中から、特に「性」をイメージしたシーンを選んだ劇画集。著者自らが構成を考え、「能面の女」「少女」「女」「男と女」「ノスタルジー」と順序立てることにより、性の目覚めから耽美へ、そして懐かしさを感じさせるテーマ性を浮き彫りにした。巻末には、女性が内包する「エロス」の深淵を描いた読み切り短編、『クリスタル・アイ』を収録。
1867年、京都――幕末の雄・坂本龍馬は倒幕の密談中、凶刃に倒れた……はずだった!その実、裏にうごめく謎の集団の「秘力」によって龍馬は再生。その集団こそ、勝海舟の密命を受けた秘密機関「捜龍隊」だったのだ……。甦る龍馬が史実を変える、新解釈幕末冒険譚、第一巻!
現代の絵師・池上遼一の傑作短編集。欲望の街・新宿歌舞伎町を舞台に、人を愛することが許されない世界に生きる男と女の恋を描いた『砂時計』ほか、全7編を収録。※収録作品:『砂時計』『天駆ける男』『ダウンタウンボーイズ』『青春の雪っていうヤツ』『鉄の馬』『アホ侍』『流れ星左近』
死んでいた朝に海鳴りが哭くいのちの渚を行く女涙はとうに捨てました怨流の道を行く女心はとうに捨てました──小池一夫と上村一夫による『修羅雪姫』から二十数年。上村一夫の急逝により新作が望めなくなってからも作品は愛され、海外へも影響を与えてきました。そして、池上遼一も、この作品に魅了された一人でした。「雪を描きたい」という絵師・池上遼一の想いが、小池一夫に新作『修羅雪姫外伝』を書かせたのです。
獣より受け継いだ凶暴性ゆえに、時の権力者に虐殺された一族・豹使。その力は人を超え、その血には毒が宿る。宿命の血を継ぐ男・弦月之介は、獣と人の狭間に生き、あらゆる者に死を告げる!「これは劇画家・池上遼一の根底に流れる“情念”である。男の色、女の性(さが)、ここに池上ワールドの原点がある」武論尊(ぶろんそん)雑誌掲載時のカラー24ページを完全収録!!