※ネタバレを含むクチコミです。
主人公がたくさんいるようなストーリーです。途中までは主人公の成長物語という感じなのですが、段々とスケールが大きくなります。話の作り方が上手だなーと感心するし、うまくステージが挟まっているように感じ、正に『サーカス』です! ストーリーが練り込まれ過ぎていて、最初は何だかわからなかったけど・・・キャラクター一人一人の想いが本当にリアルに作り込まれており飽きないです。絵は荒々しく男性向けの漫画だろうと思いますが、内容はめっちゃ面白いです。
簡単にあらすじを知った時に、昔話感があるのかな?なんて思いながら1巻を読みました。 全然そんな事はなくて、人間の酸いも甘いも寂しさも弱さも知り尽くしていて、どんな人間も一人では生きていけない。って痛感する。 そしてバトルがすごい!迫力があってカッコ良い! 色んな妖怪が出てきてそれぞれ絵も凝っている。 ラストへの盛り上がりがすごくて、巻数は一気読みするには多いけどラストまで一気に読み切れるくらいのお話です。
「うしおととら」読む前は意味不明なタイトルでした。 主人公の「うしお」君が妖怪の「とら」と一緒に妖怪退治をする話だから「うしおととら」です。 出てくる妖怪がただ怖いだけではなく、可愛い表情が特徴ですね。 とっても愛らしいの。 最後の敵である白面の者との総力戦は興奮したなー
なんと第三部。ゴーストアンドレディを第二部だと知らずに普通に読んでたし、今作も藤田和日郎の新作だ〜と思って手に取ったものの続きだという意識がなかった。 "怪物"フランケンシュタインの執筆をした"センセイ"が思い出すあの記憶。 話の展開、テンポはさすが藤田和日郎。雰囲気もとても好きです。
ふと手にとって読み返してたんですが「夜に散歩しないかね」を読んでいて思ったことでした。何かを塗り込めるっていうモチーフが実は引用されてるのかなとか。考えすぎかもしれないけど、どうだろうか。
藤田和日郎作品大好きな自分が藤田マンガをオススメするときにいつも困るのが「めちゃくちゃ巻数ある」ということ。うしとら33巻、からサー43巻、月光条例29巻、双亡亭25巻。いきなり読んでもらうにはさすがにハードル高いですよね(でも全部読んでくれ)。 そんなわけでこの黒博物館『ブラック・ミュージアム』シリーズは藤田和日郎入門にピッタリかと思います。 第一作「スプリンガルド」は1巻完結、第二作「ゴーストアンドレディ」も全2巻、現在合計3巻とコンパクト。 https://manba.co.jp/boards/11724 メインの舞台装置はロンドン・スコットランドヤード所管の黒博物館。 さまざまな犯罪にまつわる証拠品や資料が収蔵された怪しい雰囲気の博物館にこれまた怪しい雰囲気のキュレーター(学芸員)が勤めており、読者は博物館の入館者とともに収蔵品の秘密に迫る…というのが基本の流れ。 ブラック・ミュージアムは実際に存在する施設だけあって、毎回歴史上の事件や人物が登場するリアリティのある描写も大きな魅力です。 https://youtu.be/lRusAqLia1U 「スプリンガルド」ではロンドンを騒がせたバネ足男の怪奇、「ゴーストアンドレディ」では劇場に住み着いた幽霊ととある女性の出会いを描いていて、それぞれ独立したオムニバスのシリーズになっています。読みやすいですね!(アピール) さらに2022年3月現在、モーニングで新シリーズ「三日月よ、怪物と踊れ」の連載も始まりました。既存の3冊を読んだころには新作にスムーズに合流できる、まさに「今最もちょうどいい藤田作品」が黒博物館シリーズなのは間違いないでしょう。 https://manba.co.jp/boards/156757 …というかうかうかしているとまたすぐ次の長期連載が始まるか、なんならちょっと目を離した隙にこの黒博物館シリーズ自体が10作以上増えているかもしれん!「ちょうど今」なんです、マジで! 以上、藤田和日郎沼に浸かろうという方はまずはこの黒博物館に入館してみては…読み終わる頃にはミステリアスなキュレーターさんと謎に満ちた収蔵品の物語の虜になっているはず。
7年ぶりの黒博物館、開館。 藤田先生とフランケンシュタイン、面白くならない訳が無く……。 『赤い靴の女』って?何のために『舞踏会』に潜入するの? 早く続きが読みたい!
1巻完結の短い中に藤田和日郎先生の最大瞬間風速をギュッと詰め込んだような作品です! 目を見ただけで生き物を殺す梟と老いた猟師の戦いって設定がすごくいい! 強い老人が主人公ってかっこいいですよね。 クライマックスは熱くて最高!!
※ネタバレを含むクチコミです。