はだしのマドモアゼル
【過去を忘れた噂のマドモアゼルとは?】母は死に父はアル中の姉弟、マリーナとジムは家を出てフランスを目指すが、車中から投げ出され離ればなれに…。老紳士に救われたマリーナだけど、なんと全ての記憶をなくしていた! 過酷な運命の中を明るく生きる少女の感動物語。 【同時収録】ヘイ! メリアン/スラックスお嬢さん
ウメ星デンカ
ある日突然、王室一家が居候! 藤子・F・不二雄の代表作のひとつ「ウメ星デンカ」。1968年に小学館の学年誌で連載開始。「ドラえもん」の連載が始まる直前まで描かれ、ツボの中から「スッパッパ!」のかけ声とともに出すふしぎな道具は、「ひみつ道具」の原型になったとも言われています。1969年にテレビアニメ化され、1994年にも「映画ドラえもん」と同時上映で映画化された人気作が、新装版でてんとう虫コミックスに帰って来ます! 「藤子F不二雄大全集」と同じ高画質の原画スキャンデータを用いた美しい製版でお送りします。ストーリー:中村太郎くんが夜空を見上げていると、ふしぎなツボが飛んできた。故郷の「ウメ星」が爆発し、はるばる地球まで逃れてきた、ウメ星国王一家の乗り物だったのだ。ツボから出てきたデンカや王さまたちは中村家が気に入り、なぜか二階に住み着くことに。スッパッパ!のかけ声でツボから出てくるふしぎな道具や、しつこい侍従のベニショーガ、がめついロボット・ゴンスケなど、クセの強いキャラクターが次々登場。ご近所も巻き込んで大騒動を繰り広げる。藤子・F・不二雄の得意とする価値観の逆転から巻き起こる日常SFギャグの傑作!
白土三平異色作品集 七ツ桶の岩
世界各地の伝承話をモチーフに翻案した異色作「神話伝説シリーズ」。神話伝説の持つ原始的なエネルギーを大胆な舞台設定で全開! 日常の隙間に潜む妖しくも美しい光りと影を力強いタッチで描き出している。▼第1話/七ツ桶の岩▼第2話/人身沼▼第3話/戦争▼第4話/野犬▼第5話/孤島の出来事▼第6話/釣▼第7話/人獣の宿 ●登場人物/草加竜之進(父母一族の仇を打つため放浪を続ける武士)。弥七(神様といわれるほどの技術を持つ漁師)。サキ(弥七の孫娘) ●あらすじ/藩主・日置弾正を父母一族の仇とねらう草加竜之進。彼はその放浪の旅の途中で老漁師・弥七とその孫娘・サキと知り合う。弥七と幻の 漁場へ漁に出た竜之進は、海に生きる男の生き様を目にして、自分の武士としての生き方をもう一度考え直す。しかし、夜中再び幻の漁場を目指して海に出た弥七は嵐に巻き込まれて……(七ツ桶の岩)。▼「天下泰平万民の幸せのため」として近隣諸国に魔の手を伸ばす戦国大名・魔壁道三。道三の言葉を信じる忍者・夜鷹は敵城主の暗殺に際して片手を失い、敵として忍び込んできた姉の首もはねた。そんな中、城のすぐそばで起こった山津波のときに夜鷹がとった手段とは……(人身沼)。●本巻の特徴/60年代の作品を中心としたこの短編集は、その後の白土三平とはひと味違ったスタイルの作品も収録。彼の作品世界の広がりを理解するためにも見逃せない。
真田剣流
第一部・桔梗の巻▼第1話/第1章・妖術[プロローグ]▼第2話/怪人暗夜軒▼第3話/妖術(丑三)▼第4話/第2章・謎の群・真田の忍者▼第5話/謎の群▼第6話/真田剣流▼第7話/真田屋敷▼第8話/第3章・死の影・剣光▼第9話/割散▼第10話/猿風▼第11話/死の影▼第12話/第4章・密宗・風魔▼第13話/流光▼第14話/密宗▼第15話/丑の刻▼第16話/風穴▼第17話/茨木。第二部・丑三の巻(一)▼第18話/第1章・小法師▼第19話/第2章・夜鷹▼第20話/第3章・死の商人▼解説/副田義也 ●登場人物/桔梗(大和高原の一角に暮らす少女)。暗夜軒(丑三の術を操る謎の怪人)。油屋の妖蔵(油屋稼業の裏で人身売買や武器の売買も行う商人。丑三の書を狙う)。岩波乱童(桔梗の祖父。岩波流銃術の使い手)。●あらすじ/慶長年間、大和高原の一角の大自然の中で祖父の岩波乱童と暮らす娘・桔梗は、暗夜軒の一味に囲まれていた剣士の助けに入るが、逆に危機に陥ってしまったところを祖父に助けられる。暗夜軒は丑三の術で乱童の命を奪うといい残して消えていく。翌日から乱童の身の回りに不気味な人形が現れるようになり、乱童は高熱を発し、桔梗に一本の巻物を託して死んでしまう(第1話)。▼秘密の実験を見てしまった桔梗は、忍者に殺されかける。そこに金色の鳥が現れて桔梗を連れて飛び去っていくが、巻物を落としていってしまう。河原で意識を回復した桔梗は、巻物がないことに気づく……(第2話)。●その他の登場キャラクター/猿飛、霧隠、穴山小助(真田の忍者)。武蔵(剣術の修行のため放浪している。後に二刀流に開眼)。南海坊天海(家康の参謀役の怪僧。暗夜軒を操る)。服部半蔵(公儀隠密団の首領)。太郎(風魔の一族の忍者)。