刷ったもんだ!

印刷の勉強&業界小話でクスクスするのに最適

刷ったもんだ!
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

体力と気力を使いそうな業界なので、やる気と根気と元気がある元ヤンは、一人いてくれると場の雰囲気が変わるんだろう。 漫画を読んでいても、清々しい。 印刷をお願いすることもある仕事をしていたことがあり、大手印刷会社へ見学へ行かせてもらったりもしたので、業界あるある話がとてもおもしろく、技術についても勉強になった。 「午前3時の無法地帯」はデザイン会社のお話で多少説明はあったが恋愛が主。 いっぽう、「刷ったもんだ!」は印刷会社が舞台ということもあって、印刷についての話はこちらが非常に詳しい。 印刷業界おもしろ話を読みたい方は、ぜひ「刷ったもんだ!」を。 ちなみに、世にでている一般の書籍も気をつけてよく見てみると、雑誌の中にアタリテキストがそのまま入っていたり、絵本に消し忘れたのだろうパスがあったり、なかなか大変のものが残っていたりして、苦労が忍ばれる。

育てち魔おう!

筆舌し難いかわいらしさを漫画に

育てち魔おう!
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

大魔王デス・マスク率いる魔界の残虐な3魔王が、突如現れた人間の3歳?児マリス(仮名)を育てるお話。 ストーリーは基本的に一話完結で、海外ドラマの「フル・ハウス」のように、おいたん(魔王)たちがマリスを気にかけ、育て、癒やされ。 それはもう、ハートフルかつコメディ。 むしろ、幼児の行動はコメディでもハートフル。 作者が甥っ子の面倒をみるようになった体験をもとにしているとのことで、魔王とか魔界になっているけど、子供あるある、子育てあるあるが詰め込まれている。 各話から、甥っ子さんをたいへんにかわいがっていたんだろうな、というのが伝わってくる。 私も甥姪が筆舌し難いほど、かわいかった。 ほのぼの系漫画なので、癒やされたいときに是非。

迷宮日和

少女たちの少し不思議な日常と、世界の謎 #1巻応援 #完結応援

迷宮日和
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

14歳の日向、13歳の愛梨、12歳の果歩、11歳の真理。4人の少女たちと、愛梨が想いを寄せる少年・翔が中心となって繰り広げられる、地下世界の群像劇です。 物語世界に関しては最初に何か説明があるわけではなく、読み進めて行くたびに情報が小出しにされていき少しずつ全容が見えていくという構成です。 例えば、1話で解るのは ・地下の九龍城のような場所で人々が生活を営んでいること ・電気は通っていること ・立入禁止区域があること ・翔は地図を作っていること ・黒いスーツの男がやってくると家族全員どこかに連れ去られること ・カンガルーが出没すること ・建造物を生成する″野良重機″が存在すること といった感じで、最初は掴みどころがないように感じるかもしれません。 しかし、その後も ・誰も空を見たことがない ・誰も超えたことがない″東のカベ″という壁が存在する ・毎年6月の毎週月曜日〜水曜日16:10から1時間、真水の雨が降る と段々色々なことが解っていくのは、ミステリー的な面白さがあります。 また、メインのキャラクターたちによるこの世界における日常描写、とりわけ愛梨と翔のラブがコメるさまなどはそれだけで楽しいのですが、オブラートのように世界の謎を包み隠している印象もあります。この辺りは同じく吉富昭仁さん作の『地球の放課後』を感じさせますね。 玄関の靴の4者4様の揃え方で性格を暗示しているのも好きなシーンです。 読んでいるときは、早くもっとこの世界の謎の核心に近づきたいと思うのですが作中で 「世の中知らないほうが面白いことだってあるんだよ!!」 「もともと人生は″迷宮″なんだしさ」 というセリフが登場する辺り、メタ的です。 少し不思議な世界観の作品が好きな方は1巻完結で読みやすいので、試し読みから入ってみてはいかがでしょう。

ハイパーインフレーション

今のところ人生で1番面白い漫画

ハイパーインフレーション
山下真司
山下真司
1年以上前

経済をテーマにした一風変わった作品。 シリアスとギャグのバランスがずっと綱渡りしてる。 どちらに転んでも微妙になるはずが奇跡的にずっと面白い。そしてグレシャムという最高の裏切り王が好きで仕方ない。もし読んでない人はジャンプ+で無料のうちに絶対読んでほしい。

私たち、離婚します

まるでショート映画のような作品

私たち、離婚します
六文銭
六文銭
1年以上前

『大好きな妻だった』が好きな人なら好き作品だと思います。 突然、離婚を切り出す妻。 別に嫌いになったわけではないというが、本当の理由は・・・? 1巻完結(だと思う)だけに、ストーリーがギュッとつまって、無駄がなく、ほんの少し泣ける展開。 正直、題材やテーマはよくあるモノなのですが、個人的にこいういう手垢のついた王道展開だからこそ作者の個性と言いますか、底力みたいなものが試されると考えているので、ベタでもそれなりに感動できたので作家さんの表現や演出が優れいているのだと思いました。 (『大好きな妻だった』も同様。) もっとも、自分にとっては好きなタイプの泣きモノだったというのもありますが。 最後は急展開すぎるのが、少し残念でしたが、サクッと読めて感動できるので、そんな作品を求めいた方にはおすすめです。

ナニワ金融道的な日常

ナニワ金融道ってまだやってんだ

ナニワ金融道的な日常
かしこ
かしこ
1年以上前

桑田さんが主人公のスピンオフです。桑田さんって羽振りがいい人だと思ってたけど、団地住まいの庶民派なんですね。子供4人に愛人もいるからお金かかるのかな。肝心の内容的にはつまらないのラインをギリギリ抜け切れてなかった気がする。私が桑田さんのこと別に好きじゃないからそう思うのかも…。 なぜか灰原だけ似てなかったけど、全体的に青木雄二タッチの再現度はすごく高かった。令和になってもあのいかがわしいネーミングセンスの看板を背景に描いてくれることは高評価したい。

ちょっといっぱい!

ものすごく...お酒が飲みたくなる...!

ちょっといっぱい!
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

可愛い女の子たちが居酒屋でバイトしてキャッキャするきらら系 平和以外の要素がなく、終始女の子たちが仲良く居酒屋でバイトしたりと、ほっこりする内容のみなので、心が洗われるような気持ちに 仕事終わりとかに読むと「あぁ、今日も疲れたな...めっちゃ酒飲みたいわ...」と癒されること間違いなし タイトル通り、ほんとにちょっといっぱい行きたくなる平和な漫画でした

少年探偵 犬神ゲル

ノリがいい探偵アクションコメディ!

少年探偵 犬神ゲル
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

4巻で第1部が完結したあとしばらく経ってから始まった第2部が5・6巻…というちょっと特殊な刊行経緯のマンガです。自分も4巻で終わったと思っていたので最近5・6巻の存在に気付いて読み返しました。 少年探偵の犬神くんは金のためならどんな外道も躊躇わない「マジで主人公で大丈夫?」って感じのキレたキャラクターですが圧倒的に強く、依頼は必ずこなすプロフェッショナリズムが見ていて気持ちいいです。 登場人物たちがわちゃわちゃアクションしてるところに、助手の安川マリーが関西弁で片っ端からツッコミを入れて回る…という終始せわしないノリが好きでした。変にお涙頂戴な流れとかもないのでカラッと読めるのがいいところです。キャラデザも皆かわいい。 殺し屋の娘、姫ちゃん大好き!

おとなのずかん改訂版

繊細で淡々としていて深い…

おとなのずかん改訂版
名無し
1年以上前

かなーり変わった家庭の話な気がします。 好きだった友人(同棲)のこどもを引き取り、その友人に似た女性と交際0日で結婚してしまう…!? でもなんかあり得ない話じゃない気もしてくるので不思議。 皆普通でいたいけど普通になりたいと思ってる変わり者しかいないんじゃないかなーと思えてくる漫画。 淡々としててサラッとした絵柄なのに深い関係性を描いてるので面白いです。

R15+じゃダメですか?

ニッチな映画からメジャー映画まで

R15+じゃダメですか?
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

映画オタクの男の子がAV見てる時に部室に入ってしまった女の子。 女の子は娯楽を家で禁止されていたので、全く見た事もない中、ふと勧められた映画を観てハマってしまい... 15禁の映画が主に登場してニッチな映画から名作アクションまでと、結構幅広く映画の紹介もしてくれる ゾンビーバー出てきたのはちょっとビックリしましたけど... 映画好きなら楽しめ、原作者の映画好きが伝わる良い作品だった コンスタンティンが厨二病製造機なのは激しく同意です

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~

ゲームの世界から異世界へ

アラフォー賢者の異世界生活日記~気ままな異世界教師ライフ~
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

転生したすげー強いおっさんが、異世界で色々な教え子に戦い方などを教えていき、バトルあり、のんびり要素ありな異世界転生ファンタジー バトルはそれなりの迫力あって画力もあるので楽しめるが、結構設定詰め込まれてる感あるので、収拾つかなくなる予感も... おっさん最強系の異世界物としては面白い方だったので、異世界好きには楽しめる内容ではあった

「僕は何人殺しましたか?」

「「僕は何人殺しましたか?」」感想

「僕は何人殺しましたか?」
ニーナ
ニーナ
1年以上前

2巻まで読了。「僕は何人殺しましたか?」は12人の女性を殺した獄中の連続殺人鬼が面会者達に最初に投げかける質問だ。 ここで答えを間違えると面会は即終了。つまり会話を続けるかどうか、ふるいにかけられるという訳だ。いままでクリアした者がいない中、ひとりの男が面会に現れて…といった始まりだ。 読んでいてワクワクする、と言ったら不謹慎だろうか。先の展開が読めず、あっという間にイッキ読みしていたわ。

ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。~最強クラスの英霊1000体が知らないうちに仕事を片付けてくれるし、みんな優しくて居心地いいんで、今さら元の国には戻りません~

可もなく不可もなく...

ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。~最強クラスの英霊1000体が知らないうちに仕事を片付けてくれるし、みんな優しくて居心地いいんで、今さら元の国には戻りません~
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

すごくつまらなくはないけど、すごく面白くもなく... 純粋な異世界物で、転生転移とかは無い 1000人の英霊を召喚できる能力を持った主人公が、国を追放されて、新しい国で生活していき、英霊や国の人とドタバタコメディしつつもバトルありな内容 英霊召喚の設定は面白くはあるけど、登場人物は話しが広がりすぎて初回から収拾つかなくなりそうな雰囲気が漂ってた... 要所で入るコメディ要素が個人的にはイマイチなのもある... 良くも悪くも、数多ある異世界物の1つかなぁという感想

パンプキンナイト

全ページグロテスクでちゅ

パンプキンナイト
山下真司
山下真司
1年以上前

いじめで顔を焼かれた女の子の復讐の物語。 1ページ目からグロいスプラッター。 内容は置いといて復讐者・パンプキンナイトとして暴れ回る尚子がたまらない。〜でちゅみたいな赤ちゃん言葉と頭蓋骨すら刃物で貫通してしまう謎パワー、バイクで追いかけ回すトリッキーなアクション。 しかも素顔は超可愛いというね。この作品は尚子というポテンシャル高すぎるキャラが全て。 作中でも尚子の信者とか出てくるけど俺もそうなのか?

靴の向くまま

靴という足元の小宇宙 #1巻応援

靴の向くまま
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

みやびあきのさんは絵が良いですよねえ。前作の『珈琲をしづかに』も心地よい穏やかさが作品全体を覆っていましたが、今回も似た空気感が存在しており読んでいて心が解れます。 本作は、タイトル通り靴職人のお姉さんを描いた物語です。誰もが履く身近な存在である靴。しかし人によって足の形は違いますし、何なら同じ個人でも左右で形は異なり、既製品の靴が合う人は実は2~3割しかいないことやその詳しい理由なども読んでいく内に解説されていきます。1冊を読み終えるだけでも、相当靴に関する知識がつくことでしょう。 それというのも、作者のみやびあきのさん自身も靴教室に通って自分でも作ることを体験しながら描いているそうです。幕間のコラムでも、さまざまな靴に関する知識が披露されます。革靴やパンプスは苦手、という方は読んでみると考えが変わるかもしれません。 テーマである「靴」の部分だけでも良いマンガですが、加えて人間同士の心の交流、それを通して前へと進み出していく様子が丁寧に描かれているのが素晴らしいところです。 「”痛み”は慣れちゃダメだよ」 「すごく小さなことで心は前を向くんだよ」 「人を笑顔にしたいなら 自分も笑顔でいられるようにしないと」 などなど、心にすっと入ってくる名言もたっぷり。 また、女の子同士が仲良くなっていく様子が好きな人にもお薦めできます。 なお靴のオーダーは単体で見ると高いですが、本当に良いものは長く使えるますし、自分でも大事にするモチベーションが自然と湧くのでより寿命は伸びます。何より、特に靴は健康にも直結するもの。自分にぴったりの靴を履けばまず気分が良くなりますし、気持ち良くたくさん歩くことができます。逆に、合わない靴を履くことで足、ひいてはそこから全身を傷めるストレスや、それによって出かけるのを躊躇ったり活動力が低下したりすることによる機会損失まで考えれば、総合的に見てオーダーはコストパフォーマンスが良いと言えるのではないでしょうか。 スーツやシャツのオーダーメイドも社会人になる前後で一度やっておくと良いと思います(『王様の仕立て屋』などを読むと、自然とやりたくなります)が、それ以上に靴のオーダーは満足度も高くなりやすいものだと思います。それでも予算を抑えたい場合は、まずインソールのオーダーからでもやってみるとその良さを安価で体感できるかもしれません。プレゼントとしても喜ばれるでしょう。すごい職人さんになると、足を触っただけでこちらの体調や普段の体の悩みまで言い当ててくれてびっくりします。 靴、それから椅子と寝具はいいものを使ってQOLを上げていきましょう。それによって、健康な体でこうしたマンガをより十全に楽しんでいくこともできるのですから。

散歩する女の子

提案型シュール散歩は百合の夢を見るか #1巻応援

散歩する女の子
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

今までに「散歩もの」作品は幾つも描かれましたが、実在の土地を描くものが多かったように思います(東京が多いですね) 『散歩する女の子』は、ある特定の土地と結びつかない点で、これまでの散歩ものと一線を画す作品です。 少し地名も出てきますが、それは重要ではない。土地の特徴やそこへの思い入れを描く代わりに、どこでもできる「散歩を楽しむ」ための視点を提案してくれる。そしてその視点がめっぽう面白い! 真似したくなるいつもの光景の遊び方、トマソン的な発見、ちょっとした発想のレイヤーを挟む事で顕れる別の姿……そうして見慣れた光景は次第に異界のような、奇妙さと恐ろしささえ纏って変容してゆきますが、仲良し女子二人はそれを、笑ってゆる〜く楽しんでしまいます。 理解し合う二人ならどんな世界も楽しめる!という強さは、これ百合と言ってはいけないでしょうか……?

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