傑作読切 #読切応援
エロという無限の海の広さと深さ #1巻応援
『おしえて! ギャル子ちゃん』の鈴木健也さんによる傑作短編です。 「映画の中のエロ」というテーマを軸に、何の映画だったかは覚えていないものの断片的なキーワードを入力することでその映画を推測して当ててくれるサイト、そしてそのユーザーを巡る物語となっています。 皆さんは、まだ無垢な子供のころにうっかり観てしまい強烈に胸に刻まれたシーンはあるでしょうか。私も映画の名前は解りませんが未就学児だったころに観たシーンが今でも脳裏に焼き付いています。マンガでも同様のことは起こりがちですよね。 「人によってエロいと感じるものは違う」 「そもそもエロいとは何か」 という深淵にも光が当てられていきます。 その結果、最初は胸の大きな女性が出てくる映画だけを登録するユーザー(おっぱいは大きければ大きいほどいいが貴賤はないという哲学の持ち主)や、顔も体も良い男が最高として上質な裸の男が出てくる映画ばかり登録する女子高生(自称:皇帝のような暮らし)など比較的メジャーな性癖の持ち主が登場しますが、女性に金玉が蹴られているシーンのある映画だけを選出する老女を始め段々とコアな性癖の持ち主が登場してきます。 そういった作品を観たことでそんな性癖になったのか、あるいは、元からあった性癖がそれをきっかけに掘り起こされたのか。鶏と卵のどちらが先かはわかりませんが……ともあれ世界に存在する多様性の趣深さを短い中でも感じられる作品です。 それに加えて最後には謎の感動もあり、ワンコインかつ短時間で読める短編としては高い満足度を得られます。
真綿の檻、誰が一番悪かったのか?
※ネタバレを含むクチコミです。
地位、財、美貌の豪快な使い方
地味な子が転生した。 最初は現実と小説の中とリンクしつつ進んでいくけど、ただの悪女ではなく地位、財、美貌を思う存分楽しんで人生謳歌しようとする。 元のレイリンであれば気づけなかった女主人公の性悪な発言もさらりと交わし、取り巻きの令嬢たちとも仲良くなる。 悪女と言ってるけど、頭の回転も速くてすがすがしい感じが好感持ててしまう。 次巻期待です!!
ほのぼの読めます。
スーパーメイドのリリーは転生者で、王族のお世話をしていた。 メイドを探していた気難しい天才魔法使いのレオナールのもとへ行くことになり、保護されている魔法適性がある少女のジルの面倒も見ることに。 三人が抱えている心の問題は一緒に過ごすうちに打ち解けて、レオナールの精霊さんたちとも仲良くなって本当の家族、親子のようになっていく。 血はつながらなくとも、互いに思いあってるのは伝わっています。 溺愛しすぎて心配になるほどです(笑)
ほっこりした
プロ作家がよく高度なメタ表現的な絵柄で描いたマンガかと思って、買って読んでみたらガチのやつだった。なんか色々と純度が高いというか、描いてる方が何歳かわからないが自分もノートにマンガを描いてた頃を思い出して久しぶりに温かい気持ちになったよ…。世界観もキャラも立ってるし、コマ割りも悪くないので、あとは表紙をもうちょっと工夫した方がいいかも。 ちなみに同名の作家さんで『いたいお姉さんは好きですか?』の作者・若菜さんと同一作者扱いになってるけど別人だよね…?
過労で異世界転生、最強魔女になってた
スライムだけでカンストするなんて、300年て時間の力すごい!! その間目指すスローライフのために、人々とあまりかかわらないようにしてきたのに、なんやら異種族の子たちが一人二人と一緒に住むことになっていく。 なんだかんだで面倒にのいい最強魔法使い。 ギャグっぽいところもあるけど、ここに来た女の子たちはそれぞれ悩みを抱えている。 魔女さんのことを頼りにしており、甘えてる姿はドラゴンでも魔物も可愛いものです。
輝きの裏にはいくつもの涙が
ちょっと衝撃を受けた作品。 天才ってどの分野でも、最初は歓迎されて才能が輝きだすと周囲の妬み僻みがすごい。 出る杭は打たれる、出過ぎた杭は抜かれる。 競技は優劣や勝敗と決めなくてはいけない。意図していなくても、特化してしますとみんなと一緒に楽しむは難しくなってしまうだろう。 楽しみたいだけなのに、楽しめないのならと手を抜いてしまうと本気でやっている子たちからすると侮辱でしかない。 何でもできるけど、孤独を感じてしまう実力差。 彼が純粋にスポーツを楽しめる環境がこれから描かれるといいな。
命を見届ける覚悟が必要
毒入りフードを食べてから市販品が食べらてない子猫。 自分のことには無頓着でも死にかけているこの子の為ならと自炊もしないのに手作りの食事を作って、ワクチンやお風呂、部屋の環境づくり・・・ 保護猫と取り巻く環境が押しつけがましくなく、自然にわかるストーリー展開。 野良猫に対していい印象がない方もいらっしゃるかもしれませんが、私もの子を拾って育てたことがあったので一喜一憂している主人公に共感でした。
タイトルに納得
不思議なストーリー 同時に事故にあって三人がなんかよく分からない拡声器に「毎日手をつながないと死ぬ」とお知らせが・・・ 現実的に毎日手をつなぐって相当難しい、しかも他人。 三者三様、年も考え方も違うからこれからどうしていくのか。 試しに繋がないでみるのところと0時に迫ってまだ繋げていないときにの切迫感はすごいです。 死にたいと思っていても、実際そうなるといきたくなるものでしょうね。
周囲の期待がはかりしれない
サラリーマン転生のありそうな話。 でも八男はなかなかないね笑。 魔法が使える、しかも膨大保有、努力あってだけどチート万歳。 なるべく穏便に済ませたいのに、なぜか国を動かす大事になって行く。 根は営業気質でそつなくこなしている感じだけど、周囲を思いやる心がちらほら見えていい子だなぁ。 さらっと書かれてるけど、師匠との最後がこの物語のクライマックスだったのでは?と思うほどうるっとしました。
天使は美しいだけじゃなく、無垢で残忍・・・
このタッグの物語って絵がきれいで説得力があって人の闇をうまく書かれている感じで好き。 天使だけど他人の生死は無関心とか、そうじゃないといいな思いつつも神様は自分勝手だからと納得する部分もあり。 仲間との微笑ましいやり取りもあるけど 生きるとは、幸せとは、人間の永遠のテーマみたいなところが葛藤と共に描かれています。 細かなところまで読み込まないと、おいてかれるかもしれないけど読み返したくなる。
戒めの激辛
些細なことで自分を「罰」を与えなくてはと、食べた後体調がおかしくなりそうな料理を食べては懺悔する。 辛いものは罰なのかな?それともご褒美?ちゃんと痛いぐらいのやつだから罰ですね。 テレビでよくみる激辛料理みたいで、見てるだけで湯気で眼球やられそう、読んでるだけで汗が出てきそう。 高嶺の花の彼女のプライベートに同級生の子が同席、辛いもの食べて涼しい顔で耐えてる彼女を独り占めしてる優越感。 ユリだけど、愛でるぐらいだから読みやすい。
劇画座招待席[08] 人形峠大殺戮の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 表題作の「人形峠大殺戮」よりも他の方が好きだったな。特に「突き破る七人」が良かった。「尻むけの宿」はいきなりなネタバラシ的な終わり方だったし、「悲願剣」は人間関係がちょっと複雑な仇討ちだった。 ・特に好きなところは? 「突き破る七人」に尽きる。色んな能力を持った七人が厄介な仕事を解決するというだけで俺は大満足だからね。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「突き破る七人」はちょっとした映画を見た気分になったのでおすすめ 確か「突き破る七人」って週刊少年チャンピオンの創刊号に掲載されていたような覚えがあったがどうだったかな
ごっちゃんです!!の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中も読んで単行本も持っていたので今回読み返したけどすごい良かった。槐と北嶋の良さは覚えていたがアキラと吉原と杉山もいいキャラだった。槐vs吉原の勝負の後で杉山がいった「あいつに勝てるとかは運だよ」と槐への尊敬が感じられた ・特に好きなところは? トレーニングシーンでの重量の計算とバーベルについている重量の正しさ具合。 MAX重量の計算もいいし、120kgのスクワットをやってるシーンでちゃんと120kgの組み合わせでプレートがついていた。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! つの丸のマンガはやはりいつ読んでもいいね
限界を迎えた女性が始める「人生の総決算」 #1巻応援
ブラック企業とモラハラ彼氏の狭間でギリギリの生活を送る25歳の女性・伊東紀理。 彼氏の浮気現場に遭遇し、精神の限界に達した彼女は自ら命を絶とうとするのですが、 そんな彼女が偶然手に取った1枚の封筒が彼女を思いとどまらせます。 その封筒に入っていたのは臓器提供への意志登録カード。 死を選ぼうとしたときも紀理が自室で「ここを事故物件とする!」(おそらく「ここをキャンプ地とする!」のパロディ)と叫ぶなど、所々にコメディタッチな描写があるのですが、会社と彼氏によって紀理が追い詰められてゆく序盤から、会社や彼氏と訣別し自由に生きることを決意した彼女の吹っ切れ具合、そしてその後の彼女に降りかかる数々のドラマと、目まぐるしく変わってゆく展開は読者を全く飽きさせません。 そして何より、臓器提供意志登録カードがなぜ彼女の運命を変えることになったのか、そこに隠された彼女の意志は、共感を超えて彼女に感情移入してしまう、そんな力を秘めています。 彼女が始めた「人生の総決算」はまだまだ始まったばかり、これからも目が離せない作品です! 1巻まで読了
よしながふみの新連載がココハナで開幕!【最新話の感想】
※ネタバレを含むクチコミです。
「1話応援+@」のつもりでクチコミ
※ネタバレを含むクチコミです。
理想も野心もない「僕はビートルズ」
押見修造先生の推し作品ということで読んでみました。あらすじとしては漫画家アシスタントをしていた中年男が1970年にタイムスリップしたので、後のヒット作を盗作して糊口をしのごうとする話です。『僕はビートルズ』の主人公みたいな理想や野心は全くないのがいいですね。ただオチとしては『僕は〜』よりも秀逸なんじゃないでしょうか。押見先生も「抜け感が最高!!」とコメントされてましたが、個人的には漫画家マンガとしても情熱が無いなりの哲学があって勉強になりました。
「真綿の檻」新シリーズ!
※ネタバレを含むクチコミです。
家族って色々ありすぎる。
3巻まで読んで1巻から中々の衝撃を受けた。 それにしても、旦那さん良い人で良かったなぁ。 切りたくても本当には切れない親子の縁。 血の繋がりってものは、本当に本当に何と言うかなぁ。。 2巻からは新しいお話でした。 祈里が母に疑問を抱いた辺りからが怖かった。。 それでも母親だから。の祈里の心の葛藤。 何とも言えない気持ちになる。 これからどう話が進んでいくのか分からないけど、家族皆救われて明るく前に進んでいく話になると良いな。
転生魔王の友達作り
タイトルの通り、転生した魔王が友達を作ろうとするお話 魔王の転生体なのでもの凄く強く、未来の世界では魔法が衰退気味だったので圧倒的な魔力と魔法で無自覚俺ツエーをしていき、周りの女の子たちにもモテつつ、とよくある異世界魔王転生したら世界が衰退してたから俺ツエー系の内容 よくあるありがちな内容ではあるので、個人的にすごく面白かったとかは無いが、一応異世界物ハンターの自分としては読んでおこうかと思った作品。 特にオススメってほどでは無いが、同じく異世界好き人間なら読んでおくと良いですよ。
🎬映画『SAND LAND』雑談
※ネタバレを含むクチコミです。
よくあるちょっとエッチなラブコメ
当時「天野めぐみはスキだらけ!」を途中まで読んでいたので、新連載に期待して読んでみた。 マンガ家を目指す大学生の主人公、幼なじみで世話焼きのお姉さんヒロイン、主人公はマンガの題材をヒロインをモチーフに描いたり、一緒に題材の資料や調査に行ったりして~、という内容のラブコメ 主人公は真剣にマンガを描いているが、単位を落としそうになったりと将来に不安要素が満載、ヒロインそれを一生懸命フォローしたりと世話焼きお姉さんする。 うん・・・つまらなくはないんだよ・・・イラストも結構好きなタイプですしね。 ただストーリーに盛り上がる要素が少ないというか、「天野めぐみは~」の時とそんなに変わりないというか・・・ この作者に期待はしたいが、今回の作品は可もなく不可もなしに終了。今後の作品期待かなと思いました。
※ネタバレを含むクチコミです。