ジャンプらしからぬ作風
2018年2月に週刊少年ジャンプ本誌に掲載された読切。あまりに毛色が違いすぎて衝撃を受けた。全くジャンプ感がない!! 画風・語り口ともに少年漫画の文法を全く意識しておらず、ジャンプの編集部がなぜこれの掲載を決めたのか全くもって謎。チャレンジングすぎる…! ビーム・アフタヌーン・flowersあたり(この辺の雑誌好きです)に載ってそうな、情緒・雰囲気を大事に描かれた「非エンタメ作品」ですごく良かった。 ただジャンプ・ヤンジャン・別マぐらいしか読んだことない層には微塵も刺さらないのでは…?と気になった。
ジャンプらしくないと言えばそうだと思います。でも何故か読んだ当時からずっと印象に残ってて、掲載から7年ほど経った今でも時折思い出しては、あったかいような切ないようなそんな気持ちになる作品で、上手く言葉には出来ないけど個人的にはとても好きです。ジャンプは毎週紙で買っていて一定期間保存したら捨ててしまうのですが、この読切だけは切り取って実家に保管してあります。