田中さんを好きにならずにいられない
2018年のananマンガ大賞になった作品だったので気になってました。砂時計の作者の方だったんですね! 婚活に悩む23歳派遣OLの朱里には社内に気になる人がいる。それは「経理部のAI」こと田中京子。地味でただひたすら仕事をこなす田中さんは周りから浮いているが、朱里は彼女のピンと張った背筋や細身ながらも筋肉質なスタイルに憧れていた。そんなある日、女子会でペルシャ料理屋を訪れると、なんとそこで田中さんが…エキゾチックな衣装を身にまといベリーダンスを踊っていた。 セクシーってそういうことか!先の展開が読めなくて面白いです。個人的には性格の悪いイケメンと田中さんの関係がめちゃくちゃ気になります。
キャッチーなタイトルで読み始めたが、少しずつ少しずつ、主人公が成長していく過程が見えて本当に嬉しくなる作品。
私も頑張ろう、と勇気をもらえます。田中さんはもちろん、登場人物の誰もが、影響し合って前を向いていく流れが、とても好きです。過去が吹っ切れて、新しい世界に足を踏み入れる気持ちが見えてきて、こちらまでワクワクします。ちょっとした人物を含め、登場人物の嫌な面がよく分かります。心理描写や人間観察が素晴らしい作品だと思います。田中さんのベリーダンスのシーンは確かにセクシーで、タイトルに間違いはないです!