『ヒナまつり』著者の新作は女子小学生と入れ替わった殺し屋の話
『女子高生除霊師アカネ!』が別紙で連載していたので、てっきり移籍したかと思ってましたが、引き続きハルタでも新作が出てきたので作家ファンとしては歓喜しております。 おっさんと少女という構図は『ヒナまつり』同様だが、本作は殺し屋と家庭にトラブルを抱えた女子小学生。 それが、ある日、階段が落ちた衝撃で人格が入れ替わってしまい、女子小学生殺し屋が爆誕してしまう。 同時に、外面は強面の殺し屋だが、中身は女子小学生もできあがる。 といったように、外見と中身のギャップがすごく、全体的に絵面がシュールなのが特徴で、『ヒナまつり』同様、この作家独特の絶妙なクスリとした笑いを誘ってくれます。 (この作家さんでしか、摂取できない栄養がある気がする。) とりわけ、女子小学生のほうが、いわゆる毒親環境なので、中身が殺し屋になったことで、母親との関係をどう変化させていくのか?が気になる。 今後が楽しみな作品です。
1巻読了。
小学生と殺し屋が入れ替わる。
男女の入れ替わりありがちだが、二人の生活は、あまりに違い過ぎて面白い。
殺し屋Jは、ハードボイルドに憧れて、見た目や生活をカッコよく決めているが、中身はおどおどした中年オヤジ。
小学生のMは、学校ではいじめにあっているものの、勉強はとてもできて、教育ママに育てられている。
この二人の生活が入れ替わったので、ハチャメチャな生活が始まる。
Jは、小学校に行き、全然できない勉強に悪戦苦闘。
Mは、のんびりお家で好きなものを食べ好きな漫画やテレビを見て過ごしている。
この二人、いつ元に戻れるのか・・・。
入れ替わっているので、おやじ姿の小学生がくねくねとかわいくしゃべったり、小学生姿のおやじがカッコ良く殺しのテクニックを使っている等の見た目とのギャップで面白さ倍増。