「国語の教科書」になってもおかしくない言葉の深さ!
<ログライン> 言葉が「想像の獣」の姿で見える女子高生と言葉に強い関心のある女子高生の物語。 <ここがオススメ!> 言葉と感情のリンクの深さが物凄い! 「国語の教科書」以上に「言葉」について考えさせられる作品。 「言葉」の解釈が辞書のような「正しさ」ではなく詩的な「解釈」に重点が置かれており、新しい視点で物事を考えるきっかけになりそう。 心に突き刺してくるものもあるけれど、言葉を大切にしようと思わせる傑作。 「言葉」を体現する「想像の獣」の姿も「なるほど……」と納得できる。 この言葉はどんな「獣」なのだろう?と思うのも面白いかも。 <この作品が好きなら……> ・ほしとんで https://manba.co.jp/boards/96324 ・うみべのストーブ 大白小蟹短編集 https://manba.co.jp/boards/172968 ・テロール教授の怪しい授業 https://manba.co.jp/boards/96410
「頑張れ」という言葉の獣も一種類ではない。
確かに、同じ言葉でも人によって違う意味を持っていたりもするな、と思った。
世間的には良いニュアンスの言葉であっても、自分にとってはあまり良くない意味を持つ言葉、という単語やフレーズはある。
女の子がTwitterで自分に向けられたリプを読んで「質問系や自分語りや宣言やポエミーな呟きなどがごちゃ混ぜで気分悪くなった」的なことを言っていて、「これは作者の実体験かな?」と思った。
作者さんに感想の手紙を送りたいと思っていたけど、自分の手紙で気分を悪くさせたら申し訳ないのでやめた。
でも、他人からの言葉で気分が悪くなるのはわかる気がする。何らかの言葉を投げかけられると、「そうじゃない」という苛立ちを感じたり、自分語りの道具として利用されたような気がしたり、要求(質問に答えろ等)を押し付けられた感じがしたり、自分がベタベタ触られたような感じがしたりすることはある。