気になる
コロナの話も絡めての突然人がいなくなって残された生徒だけで生活していく物語。 途中まで読んだけどまぁまぁおもしろいです。 最初は楽しんでるけど、だんだん現実味になってきて不安になります。 何でいなくなったのか、結末がすごく楽しみで先が気になります。
「お前ら全員消えてなくなれよ!」 三密、ソーシャルディスタンス、マスク警察、父親の会社の経営危機…。高校生の浜田誠は感染症が蔓延する世の中に辟易していた。ある日、浜田は同級生3人とともに教室に残るように担任から指示される。安井輝夫、田畑靖、そして松岡綾香。特に親しくもない同級生たちと過ごす放課後に起こったのは――…!? 否応なく始まる、4人だけの都市サバイバル!!
進路希望を提出していないことで居残りさせられていた同級生4人。
すると突然、4人以外の人間がいなくなってしまったという話。
ちょっと何言っているかわからないかもしれないが、本当にそうなんです。教室に風がふき、カーテンがふわっとなったら、もう誰もいない感じ。
パラレルワールドに迷いこんだとか、そんな描写や説明もなく、一瞬で世界に取り残された4人。
学校はもちろん、街も誰もいないし、電車もこない。
コロナ感染など息苦しい世界に辟易としていたこともあって、4人しかいない世界に恐怖するよりも、その自由を楽しみ始める。
カラオケいったり、お店で好きなもの取ったりやりたい放題していく。
が、数日経つと、徐々に電気がとまり、食料も腐りはじめ、ネズミが蔓延し(動物はいる?)だんだんと自分たち以外の人間がいないことで、当たり前の生活のが保てなくなってくる。
そうなると当然4人の関係にも綻びがでてきて・・・という展開。
(1巻の冒頭がその結果です。)
こういう、ディストピア的な話、大好物なんで本作も好きな部類なのですが、世界観の設定がいかんせん謎すぎる。
なにかの陰謀で・・・とか、戦争によって崩壊された世界で・・・とか、そういう説明があったほうがまだ納得できるタイプなので、この一瞬で今までの世界とは違う世界にいってしまうとか、むしろ恐怖でしかない。
この展開が自分的には新鮮で、
だから、逆にどういうオチがつくのか気になって読んでしまっております。
誰もいない世界でどうやって生きていくのか?
この世界の意味は?
など、謎を念頭に最後まで読み続けたいと思います。