「氷の城壁」感想
予想を遥かに越える傑作だった!わりとボリューム多めにも関わらず、あっという間に最終話まで読み終えていた。登場人物達にここまで感情移入してしまうのは、それぞれの掘り下げが丁寧に描かれているからに他ならない。ひとりひとりが自分の内面と向き合い、悩み葛藤しながら乗り越えようとする様は、見ていて痛々しくもありキラキラ眩しくもある。…そして、壁を越えた先にはちゃんとキュンキュンもあるし(笑) これぞ青春だわ!
人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会い――? 孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しいバスケ部員・陽太。どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー!
青春漫画なのに、大人である自分も勉強になったし、考えさせられた。とても良い漫画だと思う。
学生時代、こんなに自分自身や自分の人生について深く考えたことがあっただろうか。。
陽太が可愛いな〜なんて思っていたけれど、彼も誰にも本音を言えず心に大きい石が乗っかっているような。
何だかドキッとしてしまった。
空虚感とか、孤独感とか、人との距離感とか、何も考えたくないとか、、その気持ち分かるなって思うとこも沢山あった。
4巻楽しみだな、早く読みたい。