結局のところ、謎の女・カコの正体はどんなものなのでしょうか?
思いっきりネタバレで申し訳ありませんが、回答をお願いします。

謎の女・カコの正体は、「裕行の性的暴行の被害者になった少年の姉」であり、「裕行の実父から監禁・暴行の被害を受けた女性」でもあります。その証拠として、彼女自身の身体には無数の傷跡が残りました。

監禁嬢

過去と向き合うという地獄

監禁嬢 河野那歩也
野愛
野愛

あなたは今までどれだけの人を傷つけましたか? と問われて、正確な数字を答えられる人はきっといないはず。 傷つけたことすら気づいてないことも、忘れてしまったこともたくさんあるはず。 そんな過去が今の自分をぶち壊しにきたら、どうする? 愛する妻と子どもと暮らす、平凡な高校教師・岩野。 ある日突然、カコと名乗る女に監禁され日常が奪われていく。 カコの正体と目的を突き止めるべく、岩野は自らの過去と向き合っていく。 過去に交際していた女性達と会うたびに、蓋をしていた記憶が開いていく。 人は誰しも思い出したくない過去はある。 傷つけたり傷ついたりした記憶ほど忘れたいものないので、その傷をひとつひとつ突きつけられるなんて拷問だよ…と岩野に同情してしまうほど。 黒歴史と笑い飛ばせない過去くらい、人にはあるものでしょう。それによって現在進行形で傷ついている人がいたとしたら、どう生きていけばいいのでしょうか。 カコの正体と目的を知り、岩野が出した答えが妥当な気がした。正解ではない気がするけど、人は生きてかないといけないし。 すっきりしないくらいがちょうどいい。過去は消えないものだから。

夜者

夜者

高校3年の岩井は或る夜、体の関係にあった同じクラスの女子・渡辺と歩いている時に、突然“夜者”と名乗る化物に襲われる。渡辺が血を吸われ殺され自身も殺されかけるが、“夜者”の血を飲まされると一瞬で回復。さらに人間離れした身体能力を得てしまう。“夜者”は再訪の宣言をして闇に消えるが……。『監禁嬢』の河野那歩也が放つ、新約吸血鬼ダークホラー!!

コミック鵜頭川村事件

コミック鵜頭川村事件

2022年夏、連続ドラマ化。原作・櫛木理宇(『死刑にいたる病』)、作画・河野那歩也(『監禁嬢』)のパニックサスペンス。一九七九年・六月。亡き妻・節子の田舎である鵜頭川村へ、三年ぶりに墓参りにやってきた岩森明と娘の愛子。突如、山間の村は豪雨に見舞われ、一人の若者の死体が発見される。村の有力者・矢萩吉朗の息子で問題児の大助が犯人だと若者たちは息巻くが、矢萩家に誰も反抗できず、事件はうやむやとなる。抱えていた家同士の対立が顕在化し出し、若者たちは自警団を結成する――。孤絶した村で巻き起こる狂気の惨劇。

かんきんじょう
監禁嬢 : 1
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