泣いちゃうよお…
タイトルからもしんどそうだなと思いつつ読んでもやっぱりしんどくて泣いてしまった…。私も福田くんや音羽さんと同じくらいかもう少し下の年齢からネットに染まってて、その時から現在までもずっと配信者たちのことが好きで追ってるのでとても共感しました。ネットでの姿でしか知らないけれど、確かに彼らは私たちの居場所で拠り所で、かけがえのない存在なんですよね。 そんな人が突然亡くなってしまったら…想像するだけでもきついです。推し、健康でいてくれ。私より先に死なないでくれ…と常に思います…。 福田くんの配信する、という選択は前向きで等身大の男の子らしいと思ったし、誰でも誰かの心の拠り所になれるっていうメッセージでもあるんじゃないかと思います。みんな楽しく元気に生きてこ…!
思春期に配信界隈に触れず育った自分にも、存在しない記憶が植え付けられそうなくらい生々しい読切でした。
自分と同じ辛さを知っている「こっち側」の人が画面越しにいてくれて、嫌な記憶をユーモアに変えてくれて、毎日会えてコミュニケーションがとれる。そんな人存在したら……そりゃ神ですよね。
周囲から虐げられている陰キャ・福田と、陽キャグループで上手くやっているように見える・音羽さん。
2人にはそれぞれの苦しみがあって、それをアマニさんに救われていた。
思春期という人生で一番繊細で辛い時期を支えてくれていた人が突然居なくなったらと考えると(しかも死の瞬間をライブ配信で見ている)、この2人が聖地巡礼して後追い自殺しようとするのも納得。
というか、自分も最推しが配信やってるのでマジで他人事じゃなくてマジで無理。
卒業とか引退ならまだしも。死に別れなんて考えるだけでも耐えられない…。
アマニさんという神は失ったけどお互いという推し仲間が出来たこと、2人が2人らしい方法でアマニさんの死を受け止めて生き続ける選択をしたことに、読んでてすごく救われました。
メッチャいい読切だったなぁ…。
宮部サチ先生の作品一覧を見たら、女性や青年マンガで活躍されていた方なんですね。
過去作も読んでみたいと思います!