可愛くなりたい女子の気持ち
「可愛くなる」の意味が衝撃的でした。誰でも可愛くなりたいと思うけど顔を変えるのは究極ですね。処置する側と整形する側で需要と供給が成り立っているけど内面的な需要と供給にはならずお金だけが動いていると感じます。主人公の心情がどのように変化していくのか気になるところです。
「どうして私は可愛く生まれなかったの?」 推しに認識されるため、整形を繰り返した女の子 とあるイケメン俳優にハマったえりは、出待ちをしても塩対応しかもらえない。「わたしがもっと可愛かったら」。そう思ったえりは、簡単な二重整形手術に挑戦し可愛くなれた!と浮かれるが、やはり推しからは認識なんてされやしない。「…まだダメなんだ」と思ったえりは貪るように、整形手術をくり返し、元の顔の跡形もないかわいい子になっていった。そして、ついに推しとリアル友達の男子とつながりを持つことに成功し―――。整形×ファン心理ほか、2本を収録した短編集。
中学生の頃にミュージカル俳優神田くんの大ファンになります。
父親が若い女性と出て行ったことでえりは容姿の美しさが重要だと考えるようになり、可愛くなりたいと整形する。
なんとか繋がりたくいろんな手法で近づき、ようやく神田くんと話すことが出来たのに、、、
とても切ないお話でしたが、えりが最後に自分を好き、と思えたことがよかったです。