飼い猫が、しかも11年も一緒にいたらそりゃショックだわ。
剥製にするのはびっくりだけど、気持ちもわかる気がする。
私はペットを飼っていないけど、この漫画でめちゃくちゃ感情移入して、シビが亡くなった事が悲しいです。
死との向き合い方とか周りの反応とか、たかがペットって思われても自分にとっては大事な家族で、大事な命だから少し考えさせられました。

読みたい
シビは寝ている

愛猫の死に向き合う素晴らしい読切

シビは寝ている 矢野満月
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

他人の価値観や死に向き合う非常に良い読切でした。 ある朝、拾って11年ものあいだ生活を共にした愛猫・シビが死んだ。 タカオはパートへ、マキは仕事を休んでシビのことはやっとくと言うので任せることに。 傷心のまま働き帰ってみるとシビは冷凍庫で冷たく凍っていて、剝製にするとマキは言い出す。 シビを埋葬しようと考えるタカオと剝製にしたいマキの気持ちはすれ違い…。 https://comic-days.com/episode/3270296674423092399 心を揺さぶられたし、単純に話運びも面白かったし、同時に考えさせられた。 いかにも一般常識側の「普通」っぽく振舞うタカオだが、他人からしたら異常性を感じる部分もあって自らを省みることになる。 「共感できないからって人の気持ちを否定していいわけないですよね」 他人に気持ちを否定されたことで、初めて自分も色眼鏡でマキを見てしまっていたことに気づくシーンがよかった。 二人は互いの気持ちの開示とコミュニケーションが足りていなかったのだ。 これを機会に二人の関係ももう一歩進んだようで読んでいて嬉しかった。 死の受け入れ方は人それぞれだ。 「シビ」って、フランスで猫によくつけられる名前だっけと思って調べたらそっちは「シピ(Chipie)」だった。

シビは寝ている
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
赤紙がきた猫

赤紙がきた猫

猫と幸せに生きる、それがわたしの戦争――。昭和19年2月、太平洋戦争のさなかに東京から北海道へと嫁いできたたまさん。慣れない土地と夫婦生活…孤独な環境だったたまさんは、ある一匹の野良猫・チャペとの出会いによって救われる。だがその頃、北海道では猫を毛皮としてお国に差し出す「猫の供出」が計画されていて…。

悲しくなるにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。