けだるい化学教師&弟妹思いヤンキーの化学で学ぶ優しいお料理マンガ!にコメントする

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天沢聖司
天沢聖司
1年以上前
これは全人類待望の料理漫画なんじゃ…!?学生が200%言っちゃう「こんなの勉強してなんの役に立つんだよ」を真正面から受け止め優しく教えてくれる素敵なお料理化学マンガでした! メインキャラクターは… ・1人で弟妹の面倒を見てて今すぐにでも働きたいヤンキー・千秋 ・生徒からちゃん付けで呼ばれるタイプの気怠げな化学教師・蘭 の2人。 もうこの設定だけでイイ…! いちおう職務意識はあるので「学校でピザ頼むならもっと上手くやれ〜。あと俺にも分けて」というユル〜い注意になる。一番好きなタイプの先生…! 人当たりがふわっとしてるのでツンツンな千秋との相性もよく、基本ダルいので説教臭さが全然ない。 「なぜオムライスの卵には牛乳をいれるのか」 「なぜ卵はフライパンにくっつくのか」 という普段スルーしがちな料理にまつわる疑問が丁寧に紐解かれ勉強になるし、「人に作ってもらったご飯を食べる」「一緒にご飯囲む」という優しい世界にも触れることができる。最強の料理マンガでは…!? 絵うっま話おもろ!と思ったら『デイズ・オン・フェス』の方だったんですね。なるほど(納得) 早くもつづきがメチャクチャ楽しみです!
シャングリ=ラ

緻密に美麗に描かれる宇宙のディストピア #1巻応援

シャングリ=ラ
兎来栄寿
兎来栄寿

『テヅコミ』にも『メトロポリス』の二次創作を寄稿していたマチュー・バブレ氏が2016年に出版したディストピアSFです。先月に邦訳版が発売され、その電子版もこの度配信され始めました。 太陽が超新星爆発を観測しようとする青年からスタートするプロローグ。そこから100万年後のお話としてストーリーが始まるスケールの壮大さにまず惹かれます。 広大無辺の宇宙空間における、ちっぽけな人間にとってはあまりにも巨大すぎる現象も含めて、美しいヴィジュアルで物語られていきます。 バンドデシネらしい緻密な画風で、ほとんどのコマが背景までみっちり描き込まれているので物語への没入感を強く高めてくれます。コロニーの中の小さなユニットでの生活が見てとれるような描写など、好きです。 「音楽は? 文学 芸術…学問は? それは無から心の奥底から立ち現れる恩寵の輝き 人間は消費のみの存在ではない」 といったセリフに見て取れる言葉選びも好きです。 とある衝撃的なシーンと、そこで爆発する感情には大きく心を動かされました。どんな遥かな未来となりテクノロジーが進歩しようとも、人の人たる所以ら変わらないのはSFらしいテーゼを感じられるところです。 反物質、ホモ・ステラリス、アニマロイドなどさまざまなSF的単語が飛び交いながら、ドラスティックに進んでいくドラマに、気付くと夢中になってページを捲っていました。 ハードで骨太なSFを楽しみたい方にお薦めです。

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