韓流アイドルの卵たちの熾烈な戦い
面白い!! ドキュメンタリーとかで最近やっていたりするけど、KPOP好きにはたまらない感じなのかな? 地味だけどの才能あふれるライバルと美人だけど努力で勝ち取る秀才タイプの主人公。 華やかなステージの世界で個性をぶつけあって、もがいて抗ってキラキラ輝いている。技術もメンタルも一皮むけてステップアップしていくんだよね。 目標に向かって頑張っている姿はカッコいい!!
「舞台に上がるのは、理想のかっこいい女の子――」百瀬天花(ももせ・てんか)・高校1年生。学校の成績がよくて、ビジュアル最強、ダンス部では1年生ながらセンターに立つ。天花が誰にも羨ましがられる存在=ガールクラッシュ(女子が憧れるかっこいい女子)になったきっかけは、小学生の頃。母親が不倫して、相手の男と一緒に失踪したのがクラスで噂になってしまい、ハブられていた天花は、いつも一人で行動していた。そんな折、クラスメイトの湊晴海(みなと・はるみ)くんが、声をかけてくれた。人気者の晴海は、天花の家庭環境など気にせず、フラットに付き合ってくれる。天花はいつしか、その優しさに惹かれ、次第に晴海が好きになっていく…。そこからは勉強も、部活も、すべて一生懸命やって、中学では彼女も人気者に。そしてパーフェクトに成長した天花だったが、恋にだけは奥手で、晴海に思いを伝えられずにいた――。高校生になって、ダンス部として文化祭が近づいてくるなか、天花は、部活の仲間と屋上へダンスの練習へ向かう。その途中で出会ったのは、地味でパッとしない、佐藤恵梨杏(さとう・えりあん)だった。恵梨杏は、K-POPにかぶれていて、新大久保でバイトするほどだった。大好きなアイドルグループは、ブライトローズ。ブライトローズのリオナに憧れて、自分もK-POPアイドルになるために、独学で歌とダンスを練習し、韓国留学を計画していた。そのバイト先では、晴海も働いていて、仲良さそうな2人の姿を見てやきもちをやいた天花は、恵梨杏を焚き付ける。天花、恵梨杏、晴海の3人で、カラオケに行くということになり、いざ、ブライトローズの曲を歌う恵梨杏だったが……。――きっかけは、恋。――きっかけは、憧れ。天花と恵梨杏、2人の強い思いが、交錯する。巷で大流行するK-POP――日本の女子高生たちの青春は、K-POPアイドルの夢に向かって動き出す!!
韓国アイドル事情には詳しくないけれど、アイドルは好きです。
可愛い女の子が傷つくところはあまり見たくないんだよな〜とか思いながら読んでみたら、バッチバチにかっこよくて刺さりました。
何も知らない子がいきなりスターに!?みたいなアイドルもいいけれど、歌もダンスもビジュアルも優れた子がさらに努力を重ねて輝いていくアイドルが好きなんです。
天花ちゃんはまさにそういう子。
自分より才能ある子に出会っても、失恋しても、高い壁にぶつかっても、ひたすらに自分を高めて美しく強くなっていきます。
ジウもミンチェも恵梨杏もかっこいいしかわいいし面白いけど、わたしはやっぱり天花ちゃん推しです。
たぶん20代半ば過ぎて棘が取れたらもっといい歌を歌う人になるんだろうな……などと妄想してます。
バッチバチにかっこいい女の子たちを見ていると背筋が伸びますね。気合い入れたい人はぜひ読みましょう。