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教養が爆上がりしそうなお話でした。
この読切は簡単に言うと「フランスに11〜13世紀に存在したリュジニャン家の始祖は龍女と結婚して10人の子供をもうけた」という伝承についてなのですが、とにかく話の構成がすごい。
山岸先生が登場
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《世界で最も高価&美しい本》である『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』を語る
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ベリー公
=ジャンヌによって体感されたシャルル7世の大叔父
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その本にはドラゴンが描かれている
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ドラゴンといえばリュジニャン家
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リュジニャン家のお話
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『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の最後の持ち主はヨランド・ダラゴン
マジカルバナナっぽいというか、Wikipediaから抜け出せなくなったときってこうなるよねって感じというか。
最初はこれはいったい何のお話なんだと困惑しました(笑)
レベレーションの登場人物やら何やら様々なものを絡めつつ、小難しすぎずユーモアも交えて(途中いきなりぶっこまれた電子書籍の宣伝が好き)絶妙にまとめ上げられていて素晴らしかったです。
『レベレーション(啓示)』完結から約1年。巨匠再臨!!繁栄と破滅。奇怪で美しい物語———。(モーニング2021年46号)