吉崎観音版『七人の侍』
※ネタバレを含むクチコミです。
護衛神=ガーディアン と読みます。
「ケロロ軍曹」で有名な吉崎観音 先生が少年ガンガンで連載していた作品です。
最初期作品の設定などが流用されています。
(紋章、歴史など)
個人的にこの作品から吉崎先生が覚醒したと思っています。
別雑誌で並行連載していた「VS騎士ラムネ&40炎」も後半面白いですが「護衛神エイト」は初めて最初から最後まで大好きになった漫画です。
仮想世界FZのミリア姫に謎の宅急便で届けられた少年「エイト」が姫を護るため頑張る話。
他のナンバーズのような特性の無いエイトですが代わりに「可能性」が与えられています。「ミリア姫を護る」という使命だけを持って生まれたエイトが少しずつ学び、成長し、真の護衛神になっていく姿がコミカルに描かれています。
現実世界の陰謀・仮想世界の魔王の復活・兄弟や仲間との絆など、後半は盛り上がります。
5巻で綺麗にまとまっていて打ち切り感は無いですが、続編も可能な終わり方です。
限定解除級 魔法使い・アイスやコングG(勇者マリオ)など、護衛神以外のキャラクターも魅力的です。
同じ雑誌の「ドラゴンクエストモンスターズ+新装版」は復刊しましたが、この作品は復刊も電書化もしていません。
黒歴史になるのは惜しい作品なので、復刊して多くの人の目に触れる事を願っています。