あ、そっちの話?!
冒頭で「神にならないか?」って、昨今の宗教の怖い方の話かと思ったら、全然違った。 人の心理をよくついている(笑) 信仰と推しに対する気持ちって確かに似ている。心のよりどころのよりどころにしたり、お金出してしまうところと、妄信的なところとか。 中の人から、手を離れて成長していく「神様」は果たしてよい神様となるのでしょうか?悪い神様になるのでしょうか? 現代の心の弱ってる方はこれを読んで神(推し)に散財しないよう対策できるかな?
「神様にならないか?」、とカフェでの突然の勧誘。金につられて恐る恐る話を聞くと、頼まれたのは神様アバターの「中の人」で…!?
佐武原先生の作品もっと読みてぇ…と思って去年アフタヌーンに載った読切を確認したら読んだことあるやつでした。
確かに『いつか帰郷をくちずさんで』もすごい面白かったやつ…! あっちも色んな感情を掻き立てられるんだけど、内容をうまく消化できなくて「すごい良かった」ってしか言えなくなるタイプの作品なんですよね。
知識に裏打ちされたリアリティによって支えられたSFなのが魅力的です。