「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
今までいろんな漫画を読んで、身内が死ぬってどういう感じだろうと何回か考える機会はあったけど、この漫画のような着地はかなり意外性がありました。
厳しくて堅物っぽい父親のもとで育ち、父が病気で亡くなっても悲しさがこみ上げることもない。そして父親が死んだと思ったら、母からは自分は今恋愛中だという告白。そのうえ今まで自分は「かわいそう」だと思われていたことも発覚。
なかなか心揺さぶられる展開だけど、そこで20年来の友人に、いかに自分が支えられてきたか気づくのはアツいです。
いま家族が死んでも「この人がいる」って思える存在がいるかなと自問したところ、いなかったのでちょっと自分が心配になった。