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クサリ

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これめちゃめちゃよかった…。ここ最近のジャンプ読切だとダントツで好きです。
主人公は特殊な能力を持つ奴隷の少年エリクと監督役に遣わされたアンリ中尉のふたり。
画力がすごいのでもっとバトル描写が多くなるのかなと思いきや、会話を重ねてふたりの絆が紡がれていくのが素敵…。お互い奴隷と軍人という「鎖」に縛られていることを語るのがグッときました。

死刑を自由への切符として描くオチのセンスも好きです。二人のコンビもっと見てたいな〜って思わされました。戦闘シーンもすごそうだし、軍事ものとしての世界観も広がりを感じます。
見てみたい物が沢山浮かぶ素敵な読み切りでした。連載になってくれ〜!

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エロイーズ 本当のワタシを探して
物語の始まりのシーンが好き
エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA
本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。
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呪わば共に

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人を恨まず、人を憎まず。そんな心優しき少年に、“呪いの王”が人を呪えと囁き続ける―。奇妙な共生関係を築く彼らと、呪いを恨む一人の少女が出会う時、物語が動き出す…!期待の俊英が描く美麗ファンタジー71p!
愛すべき地獄

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永遠の責め苦の牢獄、地獄。そこで涼しい顔で“血だまり”になる男・宗一。宗一の担当獄卒・コナギは地獄を出たくないと言う彼が罪を清算し“前向き”に転生していけるよう人間界を知ろうと思いいたる。自ら人間界に赴いたコナギは…。地獄の友情物語読切!
鎖から解き放たれるふたりの物語 #読切応援にコメントする