スマホを落として凶悪なハッカーに目をつけられちゃった、という以外にそもそもITリテラシー以前の問題をツッコまれたりもしている本作(クレカ番号を人に教えたりしている)。
漫画版でもスマホを落としたことからとんでもないことになっていく緊張感は健在で、自分もやっちゃってるかも…と思わされる瞬間はネタにされつつもやっぱり怖い。スマホバトルばかりが目立って取り上げられていますが、最後まで読むとミステリーとして作り込まれたオチにも驚かされると思います。

4巻からは映画版のファンの間で通称「光のスマホ使い」と呼ばれていた刑事が主人公になる第2部『囚われの殺人鬼』編がスタート。第1部の敵と共闘、そのメンターを追うなどストーリーラインはなかなか本格派(ハンニバルのオマージュだけど)…なんですが相変わらず偽フリーWiFiに接続したことで全部ダメになっていったりします。この辺りのさじ加減が分かりやすくて読みやすいんですかね。
自分でもちょっと気をつけようと思えたり、スリラーとしての読み応えもしっかりあるので映画と一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。どっちから手出してもいいと思います。

ちなみに第1部に登場している加賀谷刑事。映画版では彼はサイバー犯罪対策課の刑事という設定で、原作・漫画版における第2部の主人公桐野刑事のポジションを兼ねて先行登場しています。なので映画版はそのまま加賀谷刑事が第2部の主人公にスライドしていて、導入がスムーズになってます。
もしかすると1本目を制作した時点で続編の映像化も見越していたのではないかなと…。賭けてますね、スマホに。

そんなことを調べていたら原作第3部『戦慄するメガロポリス』が発売していたことも知りました。東京オリンピックがターゲットだとか。急に話でかくなりますね。

アシダカ~闇マネー狩り~

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最近話題の動画投稿者「アシダカ」… その内容は闇マネーを稼ぐ悪徳業者や犯罪者を捕らえ、奴らの四肢を文字通り“畳む”謎の私刑執行人…!! 地下社会に蠢く汚れた金を、洗わず根こそぎ奪い取るこの“畳み屋”の正体とは──!? 現代ならではの恐怖を描く、壮絶かつ迫真の新アウトロー伝説、ここに誕生!!

【連載版】スマホを落としただけなのに

【連載版】スマホを落としただけなのに

麻美の彼氏のスマホを拾った男は狡猾なハッカーだった。スマホの拾い主は、待ち受け画面になっていた麻美のことを気に入り、あらゆる個人情報を抜き出し、麻美を狙うストーカーになっていく……。セキュリティを丸裸にされたスマホが、とてつもない凶器になる、SNSサイコサスペンス!※本電子書籍内に広告・その他情報が含まれている場合がございますが、発行当時のものとなります。付録は含まれておらず、プレゼント・アンケート等への応募もできません。何卒ご了承ください。

スマホを落としただけなのに 1巻
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