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「稲葉麻美…もうじき僕のモノにしてあげるからね」SNSで麻美の知り合いになりすまし、徐々に彼女に近づいていくハッカー。ついには恋人・富田誠との仲を引き裂こうと麻美のスマホに見知らぬ女性と富田のツーショット写真を送る。不信に陥る麻美は元カレと再会。キスを許してしまい罪悪感に苛まれる。そんな折、富田からスマホが、ロック解除と引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」に感染したと相談が。呆れながらも解決のために麻美はある人物を呼び出した――。

「やっとこの体が手に入った…麻美さん…最高ですよ…」ついに自身のSNSが乗っ取られ、更には「恥ずかしい写真をSNSに投稿する」と脅迫された稲葉麻美。追い詰められた麻美は彼氏のスマホのトラブルを解決した浦野善治に助けを求め、何とか事態は収束した。安心する麻美だったが、後日バーで偶然再会した浦野から麻美がひた隠しにしていた“ある事”を尋ねられる。「なぜ浦野がそれを知っている!?」しかし、それを追求する間も無く、麻美の意識は薄れていくのだった――…。【コミックス限定 描き下ろしストーリー『家族』収録】

“様々な事件が絡み合い 底無しの恐怖の闇に堕ちて行く――”神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一は「丹沢山中連続殺人事件」の犯人・浦井光治のパソコンを調べるうち、どうしても解けない謎に直面。すると、浦井自身から、「謎を解く情報が欲しければ、“取引”をしよう」と持ちかけられてしまった！　一方、桐野の恋人・美乃里のスマホは怪しい男の手によって“遠隔操作ウィルス”に感染。個人情報を盗まれ、日々の生活まで盗聴されていた……！　密かに、執拗に美乃里を調べ上げる男の目的とは――？

丹沢山中から見つかった女性の遺体と、580億円もの仮想通貨流出事件。その2つに関わっていると思しき人物・Mを、神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一が追う。しかし行き詰まった警察は、稀代のシリアルキラーである浦井光治を捜査に協力させようとする。かくして獄中の殺人鬼・浦井とサイバー捜査官・桐野のタッグが結成された。警察を嘲笑うかのように次々と事件を起こすMを、二人は追い詰めることができるのか――!?

連続殺人鬼の浦井とタッグを組んで、闇サイトのカリスマ犯罪者Mを追うサイバー捜査官・桐野良一。二人は様々な戦略を駆使してMに近付くが、Mはそれを嘲笑うかのようにさらなる事件を起こしていく。突如Mは神奈川県警のHPをクラッキングし、殺害予告を掲載。その上そこに驚くべき罠を仕掛けていた。更には交通管制センターをクラッキングし、首都圏の信号をめちゃめちゃにする。果たしてMの狙いはなんなのか――!?