ユーロマンガ
日本初のバンド・デシネ誌「ユーロマンガ」! ヒューマンドラマ、アクション、ロマンス、SF、サスペンス、ファンタジー、多様性が溢れるバンド・デシネの世界へようこそ! バンド・デシネとはフランスとベルギーのコミックのこと。日本のコミックとは異なり、大判フルカラーの美しいアートブックのような仕様で、子供から大人まで幅広い読者に愛されています。『タンタンの冒険』やメビウスの『アンカル』など、日本でも邦訳版が出版されていて、知られている作品はありますが、それはバンド・デシネのごく一部にすぎません。まだ日本で知られていないバンド・デシネの魅力をご紹介するため、新しい電子コミック誌『ユーロマンガ』を創刊し、バンド・デシネの人気シリーズを毎号10作品以上お届けします!バンド・デシネを初めて読む方にも、既にバンド・デシネのファンという方にも満足して頂けるタイトルを徹底的に選びました。鮮やかな色彩のデジタルコミック誌「ユーロマンガ」を見逃しなく! 【連載作品のラインアップ】『テーレマコス』ケニー・ルイス、キッド・トゥーサン/『メカニック・セレスト』メルワン/『ポルトガル』シリル・ペドロサ/『シャングリ=ラ』マチュー・バブレ/『執行猶予』ジャン=ピエール・ジブラ/『エマとカピュシン』レナ・サ ヤフーム、ジェロム・アモン/『ブラックサッド』フアンホ・ガルニド、フアン・ディアス・カナレス/『最高の夏休み』ジョルディ・ラフェーブル、ジドルー/『ムチャチョ―ある少年の革命』エマニュエル・ルパージュ/『アエオン』アンジェラ・ヴィアネッロ/プレビュー:『マリキのブログ』
ラディアン
圧倒的少年マンガ made in フランス!!! 『ワンパンマン』の村田雄介先生推薦!―― 「ラディアン」は一見、日本の漫画かと思うほど日本ナイズされた画風なんですが、読んでみるとやっぱりフランスの漫画なんですね。実に不思議な読み味で、このMashup感は両国の確固とした漫画スタイルの違いがあればこそだと思うのです。その点非常に興味深かったですね。何がMANGAっぽさなのか、何がBDっぽさなのかを分析出来ます。――(村田雄介) フランスからアツい少年マンガがやってきた! 魔法使い見習いのセトは、ある日、ネメシスの大群を見つける。それはどこからともなく現れ、すべてを破壊してしまう恐ろしい怪物。ネメシスを倒すことができるのは魔法使いだけ。ところが、本物のネメシスをまだ見たことがないセトは大失敗をおかしてしまう。やがてそれが引き金になり、セトはそれまで知らなかった世界―魔法、ネメシス、異端審問所…―を知ることになる…!! フランスの新星トニー・ヴァレントが贈る最強魔法使い伝説!!
最高の夏休み
あの夏、忘れられない家族の想い出。みんなが一年で一番楽しみにしているイベントは“夏のヴァカンス”。だけど今年のヴァカンスはいつもとちょっと違う、切ないハプニングの連続だった。バンド・デシネ作家のピエール、妻のマド、そしてジュリー、ニコル、ルイ、ポーレットの4人の子供たち。ベルギーのブリュッセルに暮らすファルデロー一家は、毎年夏になると、マイカーに乗って旅行に出かけるのが恒例。1973年―ミシェル・サルドゥーのシャンソン「恋のやまい」が大ヒットした年。出発前にゴタゴタがあったものの、その年も一家は意気揚々と夏の一大イベントに出発する。目的地はもちろん太陽が降り注ぐ南フランス。一家は、ルノーの赤い4Lに乗り込み、歌い、騒ぎ、寄り道をしながら、南へと向かう。明るい陽射し、そよ風、誰もいない自分たちだけの川辺。どこか懐かしい風景と特別な時間。夏休みの体験が、家族の間にあるわだかまりを解き、一家の絆をより深めていく……。瑞々しい筆致で、ノスタルジーたっぷりに送る、かけがえのないフランスの夏休み。
ムチャチョ―ある少年の革命―
芸術、愛、革命―― 深く胸を打つバンド・デシネ! えすとえむ氏絶賛!! 「自然が創りだす光と影、人の手が作りだす光と闇、その美しさ残酷さを描き切ったルパージュの手は私の心臓をわし掴んだまま離してくれない。」(えすとえむ【漫画家】)1976年、ニカラグア。独裁者“タチート”ソモサとその軍隊がこの中米の小国を支配している。首都マナグアの良家の息子で若い修道士のガブリエルは、キリストや聖者、“キリストの受難”など宗教画を描くのに長けており、その才能を見込まれ、山岳地帯の小さな村サン・フアンのルーベン神父のもとに送られる。最初は権力者の側近の裕福な家系ということで村人から疎まれていたガブリエルだが、次第に村人たちと深く係わり、彼らのことを知り、愛するようになる。そこに至るまでにはルーベンの励ましがあった。ルーベンはガブリエルに村人を血の通った肉体を持つ生身の男や女として描くことを勧めたのだ。「ものの表皮をめくる」ことにより、ガブリエルは徐々に農民を迫害する軍隊のことだけでなく、自分に重くのしかかる自身の欲望と官能をも発見することになる。彼にとっても村人にとっても、抵抗の時が目覚めつつある革命とともにすぐそこまで来ていた…… 芸術、愛、革命―― 『ムチャチョ』は、若き修道士の複雑かつ波乱万丈な運命を通して描かれる情熱の物語だ。作者エマニュエル・ルパージュは、熱く率直な思いを込め、その才能と豊かな人間性を駆使して普遍的なテーマの作品を造り上げた。深く胸を打つのみならず、愛と政治参加についても考えさせられる作品。
AEON―アエオン―
イタリア発、壮大なSFボーイミーツガール・ファンタジー! ローマの美術学校に通うダビデとジャーダ。ダビデは空手に夢中。ジャーダはクラシックバレエ。一見なにも接点のないふたりが同時に感じる日常への違和感。「何かが違う…」。世界はひとつの方向へコントロールされているのではないか――? ふたりの出会いは大きな「何か」を動かす。そこから始まる、太古の昔からこの地球をコントロールしていた大きな力の物語。ダビデとジャーダ、そして世界の向かう先とは…!? アンジェラ・ヴィアネッロの美しい色彩と壮大なファンタジーをお楽しみください!