コロナへの怒りを原動力に
コロナという文字を目にしない日は恐らくないのではないかと思いますが、パンデミックが世界を覆うという百年に一度の出来事を迎え、我々の日常も変わってしまいました。 クリエイターの作品にもその影響は避けられないと思いますが、このタイトルは作者の安堂先生の思いが率直に込められているのではないかと思います。 コロナに対する憤りは、言挙げする必要も無いことと思います。愛する人が命を落としても、遺体と対面することが叶わない恐ろしい病。コロナをぶっ飛ばしたい、という思いは、誰にでもあるものだと思いますし、その思いを託している作品として、広く読まれて欲しいと願っています。 コロナ禍において作品を描く、その描き方はクリエイターにとっても千差万別だと思います。ビターなテイストを持ち込んで描く方もいるかと思いますし、憂鬱な日常を快刀乱麻を断つような描き方もあるかと思います。 文字通り、ウィルスをぶん殴るというアイディアでもってアクション活劇を描く、その辺りに安堂先生のユーモアの素晴らしさを感じますし、この憂鬱な日常を生きていく糧として、コロナが終息するその先まで、作品が続いて欲しいと願っています。
ヤギが嫌いになりそうだ!ただ、面白そう!!
ゴートという、感染するとヤギの頭の怪物のような姿「ゴートヘッド」になってしまうウイルス。ある日、組員が感染したことで死者が大勢出たため組が解散に追い込まれたヤクザの九頭と五味(主人公にすごい名前をつけるな)。
そこで五味が提案したゴートの駆除業者を始めることになります。
いまの時勢が反映されているのか、全くの偶然か。登場人物たちは終始マスク姿で物語が進行します。
それにしてもゴートウイルス、最悪だ!!感染するくらいなら死んだほうがマシ!!!