とてもいい終わり方をする打ち切りマンガ
ジャンプで連載していたが、2巻で完結してしまった。打ち切りだろう。ソードブレイカーという伝説の盾を使い、邪悪な魔法使いアバルを倒した勇者ルルドが主人公。姿は10歳なのだが、それは異世界で赤子として転生してしまったから(アバル復活に際して戻ってきた) ベタなファンタジー展開だが、主人公の設定が少し読取りづらかったり、冗長な展開も災いしたのか、2巻で終了してしまった。だが最終回、ルルドが敵の親玉を倒すシーンは必見。駆け足な幕引きながら、補って余りある感動的なラスト。2巻で完結するし、多くの人に読んでもらいたいラスト。
ジャンルで言うとロック・ファンタジーと言えばいいのかな。
迷宮に安置された「最強の剣」を盗み出したアバルが「無敵の楯」ソードブレイカーを携えた勇者ルルドとの戦いに敗れ去った。しかしアバルの呪いによって、ルルドは赤ん坊の姿にされた上に記憶を封じられ、異世界である現代日本へと飛ばされたが呼びかけに応じて元の世界に戻る。
これだけ読むとほとんどファンタジーだけどなぜロックか言うと
「殺人上等(コロシジョートー)ー!オレらは無敵の“未成年”様だぜ!!」
「死ね死ね死ね死ね〜!憎たらしい人間どもめ〜!」
「燃えろ燃えろー!!殺せ殺せ殺せー!!」などの名言が飛び交い、
『宇崎ちゃんは遊びたい!』にもネタとして登場した「魔城ガッデム」やファンタジーからちょっと離れた感じだったりする。
アバルの7剣邪のデザインも独特でいい感じだったし、7剣邪のうち6剣邪はあっという間にいなくなったり最終的には盾じゃ無くなったりしたけど俺は好きで単行本発売日に買ったな。