これはnice yuri. #1巻応援
前の方のクチコミでこの作品が「百合」かどうか断定されてなかったのですが、1巻最後まで読んでみたら、とても良い百合でした。 1話では、接点の無かったギャルと地味メガネ、二人のJKが漫画の師弟関係となり、更には苗字呼び捨ての友人関係へと進みます。私はここまでで、この作品は「女性同士の尊い関係性物語=百合」になると信じて購入(勿論恋愛関係になるとは限らないので、かなり距離の近い親友=ロマンシスの可能性も高い)。 少女漫画家志望のギャルは、エロ漫画家である地味メガネのアシスタントをしながら、ネームのダメ出しをされる日々。創作に本気になればなるほど、互いを認めてゆき、心許す。いいですねエモいですねぇ……。 そしてラストのアレですよ。 もうこの物語、漫画家物語としても百合物語としても、尊いものになる予感しかないわけです。 漫画を「好き」という気持ち、プロの拘りと本気で取り組む事、真剣な創作現場と同志への思い……百合漫画としてでなくても、熱いものが充満しているこの作品、1巻にして至高。 それにしても、恋と性に踏み込めない二人がぶつかり合ったら……やっぱりそれは、百合なんでなかろうか?
「大上さん、だだ漏れです。」の作者の待望の新作です!
少女漫画が好きで、表向きはひと目を気にして陽キャとして振る舞いながら漫画を描き投稿している主人公・田中。しかしクラスメイトの寺尾さんは人目もはばからず教室で漫画を描いて笑われていました。ある日ひょんなことから漫画を描いていることが寺尾さんにバレ、自分の原稿を手伝うように言われます。しかし寺尾さんは「商業エロ漫画家」だった——…!!!
少女漫画しか読んでこなかった田中にはあまりに衝撃がすごかったことでしょう。ですが、寺尾さんがエロ漫画を書くに至った背景には、ちょっと複雑な事情があったり、冷静沈着な寺尾さんから漫画に対する愛が伝わってきたり…
そんな感じで田中は寺尾さんに漫画の描き方を教えて欲しいと頼むところまでが1話でした。
最初は百合かなと思ったんですがまだその予感はあまりないです。まずはお友達から、という可愛らしい2人の関係が今後どうなるのか楽しみ。