名無し1年以上前編集「そういえば東村アキコの短編集って読んだことないな」と思い手にとったのがこれ。ひまわりっ ~健一レジェンド~や、ママはテンパリストより前の2004年に連載されていた作品ということで、絵の感じやストーリーの作り方がやっぱり今と違うなぁと新鮮でした。 現在東村先生が描かれる漫画は、基本的には「全体的には明るい雰囲気のコメディで、その中で少しだけシリアスパートがあり、そこで主人公が気持ちを吐露するなどしてその作品のテーマを主張する」という作りになっていると思います。 が、この『ゑびす銀座天国』には特にテーマなどはなく、ドライアイス屋で働くコオロギ(28歳・男性)と、彼を取り巻く3人の女性たちの様子をただ描いている…という感じでした。 あえてドラマチックで面白いストーリーの起伏を避けて描いているような、淡々とした感じがすごく意外でした。 とは言え、ギャグパートのノリや畳み掛けるようなセリフ回しは今と同じ。これこそが東村先生作品に共通する一本通った筋なんだなと良い発見をすることができました。0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
「そういえば東村アキコの短編集って読んだことないな」と思い手にとったのがこれ。ひまわりっ ~健一レジェンド~や、ママはテンパリストより前の2004年に連載されていた作品ということで、絵の感じやストーリーの作り方がやっぱり今と違うなぁと新鮮でした。
現在東村先生が描かれる漫画は、基本的には「全体的には明るい雰囲気のコメディで、その中で少しだけシリアスパートがあり、そこで主人公が気持ちを吐露するなどしてその作品のテーマを主張する」という作りになっていると思います。
が、この『ゑびす銀座天国』には特にテーマなどはなく、ドライアイス屋で働くコオロギ(28歳・男性)と、彼を取り巻く3人の女性たちの様子をただ描いている…という感じでした。
あえてドラマチックで面白いストーリーの起伏を避けて描いているような、淡々とした感じがすごく意外でした。
とは言え、ギャグパートのノリや畳み掛けるようなセリフ回しは今と同じ。これこそが東村先生作品に共通する一本通った筋なんだなと良い発見をすることができました。