自殺した友人の子どもを引き取った、独りが好きな心理学者
※ネタバレを含むクチコミです。
“夫婦の在り方”を問う愛と笑いと涙の実話! 鈴木大介『されど愛しきお妻様』で描かれた「大人の発達障害の妻×41歳で脳梗塞で倒れた夫」、愛と笑いと涙の実話を「ピーチガールNEXT」の上田美和がコミカライズ! 大介と千夏は勤務先の編集プロダクションで出会い、結婚。しかし、千夏は家事能力ゼロ、朝までゲームで起きてくるのは夕方。自由すぎる千夏に大介はイライラを募らせていた。あるとき、千夏が激しい頭痛を訴えて倒れる――下された診断は脳腫瘍。オレは家事と結婚したいのか?気の利く人が好きなのか? 千夏を失いそうになって初めて、大介は「千夏じゃなきゃダメだ」と実感する。なんとか回復した千夏と、不安を振り払うかのようにさらに仕事に没頭する大介。過労のあまり脳梗塞で倒れて――大介は気づく。この不自由さを、お妻様はずっと抱えていたんだ!! パートナーだけでなく、家族、同僚関係で悩むすべての人に送る「意識改革物語」。
裏社会や貧困等を対象に取材するルポライターとして活動していた著者の実体験をもとにした書籍のコミカライズ。それをBE・LOVEで連載するんだ、という意外性もありながら、発達障害の妻を支えていた夫が脳梗塞になってしまうというはたから見るとそうとう悲劇的な物語には非常に興味があります。
1話では2人の出会いから主人公が独立するまでが描かれてますが、冒頭では脳梗塞による障害に絶望する主人公に対し、妻が笑顔で「やっと私の気持ちがわかったか」という場面にこの夫婦の関係性が垣間見えました。