チベットに魂を奪われた作者が描くチベット仏教ブロマンス
国や地域に魂を奪われた漫画家が描く作品ってやっぱり最高ですね。中央アジアの森薫先生、中国文明の青木朋先生、そしてチベットの蔵西先生。 マットグロッソで中盤まで連載を追っていて、好きすぎて2人がどうなるのか受け止めきれる自信がなく、2巻がずっと読めなかったのですが……発売から約1年ほど経ったので気合を入れて読みました。 1945年という時代。そして僧院という舞台を鑑みると2人のあの結末は至極妥当な「これしかない」というもので、思ったよりスッと受け入れられました。 雄大な山嶺と、壮麗な寺院、チベットの人々の素朴な暮らしぶり……。 細部までこだわり抜かれた描き込みから「全部漫画の中に描いてやろう」という気迫と愛とリスペクトが伝わってくる素敵な作品です。 1話読んだら絶対好きになるので読んで……! http://matogrosso.jp/saraba-wagaai/01.html
最高すぎる…読んで感動したレビューはこれが初めてです😭
私もマトグロッソで3年間連載を追っていて、今日の電子版の配信を心待ちにしていました。それを当日にこんな完璧なレビューが読めるなんて…!
「表情まで含めてみな顔がいい」という指摘の洞察力の深さがすごい(語彙力)
生身の役者しかりこの漫画しかり、僅かな表情の変化だけで感情や思考を表現できる人って最高ですよね。
素晴らしいレビューをありがとうございました!