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――お帰り、相川渦波――見覚えのない回廊で目覚めた少年・相川渦波は、訳もわからぬまま魔物との戦闘に巻き込まれてしまう。謎のスキル[???]の暴走で命からがら難を逃れた彼は、魔物から受けた毒を不思議な少女・ラスティアラに魔法で癒してもらう…そう、まるで“ゲーム”のように。そして何とか地上に出ると、自身が現れた場所である迷宮――その最深部が『どんな望みでも叶う』と噂されていることを知り、攻略を決意する。必ず……妹の元に戻るんだ。これは最高の素質を持つ少年が迷宮の最深部を暴き、願いを叶える物語。
判で押したようなゲーム様式異世界ではあるものの、存外読みやすく、展開にもわくわくさせられます。原作だけでなく漫画家さんのセンスも素晴らしいのでしょう。類まれなデフォルメのセンスに加え、漫画表現に関しても勉強熱心さが伺えます。引っくるめて言うなら「上手え」w
ストーリー面も、ゲーム系異世界の説明不要さに甘えず、また主人公も順応しすぎないのが良いですね。得体の知れない世界の主に命運を握られている薄気味悪さ。SAOやリゼロ、幼女戦記みがあって大変好みです。