結婚や夫婦の姿を描いたハートフル短編集
中学からの友達で結婚した夫婦、年上の姉さん女房、予備校教師と元教え子の年の差結婚、訳ありな仮面夫婦の夫婦生活を描いている。どれも「なんで私と結婚したんだろう」的な不安に駆られるけど愛を実感して終わるという読んで幸せな気持ちになって追われる話ばかり。 基本的に1話完結で、それぞれに繋がりはないんだけど、一つだけ前日譚的な話があってそれだけ少しテイストが違う。 結婚っていいなぁって思える話なので、ドロドロしたストーリーとかに疲れたら読みたくなるマンガ
友達夫婦、姉さん女房、年の差結婚、仮面夫婦!?人生いろいろ、夫婦もいろいろ…ほんのささいな日常、でも、あったかい暮らし、そして大切な人…夫婦の形がいろいろあれば、暮らしもさまざま…まったりゆったりな時間をすごす家族達が貴方に幸せをお届けします。じんわり涙がでてくる、しみじみ家族ストーリー。
11月22日はいい夫婦の日。夫婦と言われて私が思い出すのは、この連作集です。谷川史子先生の、夫婦にまつわる6つの連作+それとは別に短編一編の構成。
前の方のレビューの通り、この連作は「相手の気持ちに不安を持つ」話が多いです。最終的には、二人の関係はハッピーになるので、優しい読後感を得られるのですが、そこに至るには、皆ある工程を経なければなりませんでした。
それは、「気持ちを伝える」工程です。
簡単な事のようですが、ついうっかり忘れているな、と思う方、結構多いのでは?そんな方は、この連作集の各話で行われる、多種多様な「気持ちを伝える」やり方を見てから、ちゃんとパートナーに向き合ってみませんか?いい夫婦の日ですから……(2019年の11月22日に書きました)
追記:最後の短編ですが、谷川先生には数少ない女性の同性愛が描かれています。男性と結婚する人への悲恋なので百合好きに紹介するのは憚られるところではありますが、報われなくて、切ないけれどとても感動的なお話です。